若き右腕の献身性に、球団幹部も称賛を惜しまない。

　現地12月８日、米フロリダ州オーランドでMLBウィンターミーティングが開幕。ロサンゼルス・ドジャースのブランドン・ゴームズGMが、MLB専門チャンネル『MLB Network』の番組にゲスト出演し、佐々木朗希の来季の起用法にあらためて言及した。

　番組ホストから来季の先発ローテーションに佐々木が入るかどうかを問われ、「もちろんだ。そこに迷いはまったくない」と力強く回答。怪我からの復帰後、ポストシーズンで守護神を務めるなど、今季終盤の戦いで救世主的な活躍を見せた“令和の怪物”には、次のように厚い信頼を示している。

  「ロウキの競争心は、ドク（デーブ・ロバーツ監督の愛称）やベテラン選手が築き上げた『勝つためならどんな形でも貢献する』といった私たちの文化を物語っている。役割を受け入れ、圧倒的な投球を見せてくれた。あの経験をステップにして、支配的な先発投手として飛躍していくはずだ」

　さらに、地元局『SportsNet LA』のインタビューでは、「入団以降、懸命に努力するロウキの姿を見てきた」「日本選手にかかる重圧は相当なものだ」などと言及。「環境に慣れたうえで先発復帰を果たす来年は、より野球に集中できると思う。他のことも以前より感覚がつかめているはずだ」と期待を込めた。

　周囲からの大きな期待に佐々木は応えられるのか。来季以降の活躍ぶりにも注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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