MLB公式サイトのマーク・ファインサイド記者は現地12月９日、ロサンゼルス・ドジャースがオールスター救援投手のエドウィン・ディアズ（ニューヨーク・メッツからFA）を３年総額6900万ドル（約108億円）で獲得したと報じた。

　この一報を受けて、ドジャース専門メディア『Dodgers Way』は同日に「エドウィン・ディアズの契約でロースターの座が危ういドジャースの投手」と題した記事を配信。守護神候補の加入によって出場機会が得られなくなる可能性の高い選手を紹介した。

　まず同メディアはロースター入りが確実なブルペン投手陣をピックアップ。ディアズ、タナー・スコット、アレックス・ベシア、ブレイク・トレイネン、ブルスダー・グラテロルの５人を挙げた。グラテロルは25年シーズンを全休したものの、26年の春季キャンプまでには復帰する予定だという。
  　次にロースターを外れる可能性がある選手については、アンソニー・バンダ、ジャック・ドレイヤー、ジャスティン・ロブレスキー、ウィル・クライン、エドガルド・エンリケス、ベン・カスパリウスの６人を紹介。ブルペン陣を９人と仮定すると、このなかから２人が外れる。

　同メディアは、ドジャースが25歳左腕ロブレスキーと23歳剛腕エンリケスをその２人に予想。ロブレスキーはデビュー以来、“第６の先発投手”として起用される場面があったものの、26年はエメット・シーハンやリバー・ライアン、ギャビン・ストーンらがその役割を担うと同メディアは見ている。

　エンリケスについても「いくつかの欠点を克服すれば、将来ドジャースのクローザーになると確信している」と評価しつつ、現在すでにベテランクローザーを十分に抱えている状況で“ダイヤの原石”の価値は薄まっていると示唆した。

　両投手はマイナーオプションを有しており、実際に25年シーズンには両投手ともマイナー降格を経験。「2026年シーズンをトリプルAでスタートしても不思議ではないだろう」と厳しい見通しを示した。

構成●THE DIGEST編集部

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