セントルイス・カーディナルスのラーズ・ヌートバーにロサンゼルス・ドジャースがトレード獲得に興味を示していると現地12月18日、米メディア『The Athletic』のケン・ローゼンタール記者が報じた。

　ヌートバーにドジャースが関心を寄せていると初めて報じられたのは10月末、米誌『Sports Illustrated』が「カーディナルスは左打者の層が厚く、外野の渋滞を解消するためにトレードに踏み切る可能性が高い」と指摘していた。

　ローゼンタール記者の報道に、ロサンゼルスのドジャース専門メディアが一斉に反応。ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』は「ドジャース、カーディナルスの多才な外野手ヌートバーに引き続き関心」と題した記事を更新し、次のように指摘した。

「外野全域を守ってきた経験を持ち、仮にドジャースに加われば来季の戦力として貴重な存在。このトレードで外野の課題解決を図る可能性がある」
  　さらに「比較的コストを抑えられることから本格的に獲得に動く可能性も十分に考えられる」と期待感を示した。

　同専門メディア『DodgersBeat』のコーディ・スナベリー記者は「ドジャースは獲得に本腰を入れるべきだ」とヌートバー獲得を後押しした。さらに専門メディアや専門ポッドキャスト番組の『Dodger Blue』、『Dodgers Tailgate』、『Dodgers Territory』、『The Incline: Dodgers Podcast』などがドジャースによるヌートバーへの関心を一斉に伝えた。

　一連の報道にファンからは以下のように反響の声が上がった。

「ヌートバーを獲れ！」
「本当に素晴らしい補強になると思う」
「ケガしてない？平気なの」
「コンフォートと同じようなタイプじゃないのか」

　ここにきてドジャース移籍の噂が加熱しているヌートバーはロサンゼルス出身で、父はオランダ系アメリカ人で母は埼玉県東松山市出身の日本人のハーフ。2023年には侍ジャパンの一員としてワールド・ベースボール・クラシック（WBC）制覇に貢献。今季は135試合に出場し、打率.234、13本塁打、OPS.686という成績を残した。

　ヌートバーは今オフ、ハグルンド変形のため、両足かかとの手術を受け、来季開幕までの復帰が不透明な状況となっている。今後の動向に注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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