シカゴ・ホワイトソックスが2年3400万ドル(約53億円)で獲得した日本球界屈指のスラッガー・村上宗隆。その舞台裏が、地元イリノイ州放送局『Chicago Sports Network』の番組「The White Sox Podcast with Chuck Garfien」で明かされた。
番組の司会を務めるチャック・ガーフィエン氏は、この補強について「突然舞い込んだ大型補強だ」と強調。ヤクルトでMVPを2度(2021年、22年)受賞し、22年には日本人選手最多となる56本塁打を記録したスラッガーだと紹介した。一塁手と三塁手をこなす左の強打者は、ホワイトソックスでは主に一塁を守る予定だという。
村上の獲得を主導したクリス・ゲッツGMへの一問一答が行なわれ、ゲッツGMは今の心境について、「正直、まだ実感が湧いていない。先週あたりから現実味を帯びてきて、もし彼が我々の打線に入ったらどうなるかと考えていた。彼の実績、スイング、そして打球の破壊力。どれを取っても特別な存在になり得る選手だ」と率直に語った。
ゲッツGMは、村上がホワイトソックスを選んだこと自体が驚きだったと明かす。「確実に来てくれるとは思っていなかった。でも彼は、この若いチームの一員としてシカゴでプレーしたいと望んでくれた」と村上の決断を喜んだ。
言葉の壁がある中での交渉についても、「以前は球団のビジョンを語るしかなかったが、今は違う」と説明。23歳のコルソン・モンゴメリー(MLBドラフト全体22位)、23歳のカイル・ティール(同全体14位)、22歳のエドガー・クエロといった有望株の名前を挙げ、「相手投手が簡単に投げられない打線の形が見え始めている」と球団の将来像をアピールしたと告白した。
今オフの市場では、村上について大型契約の噂も飛び交ったが、最終的には2年契約で合意。ゲッツGMは「ポスティング制度という特殊な状況の中で、球団と本人の双方にとって理にかなうポイントで一致した」と現実的な判断だったことを強調した。
村上の懸念点として挙げられがちな三振の多さについても、ゲッツGMは冷静だ。「重要なのは数字の中身。球速や変化球への適応だ。我々には分析インフラと十分なトレーニング環境がある。彼のバットスピードとパワーを、もう一段階引き上げられると確信している」とコメントした。
さらに「非常に誇り高く、向上心のある選手」と村上の姿勢を称賛。「日本ではすでにスターだが、スイング、覚悟、才能を見れば、メジャーでも明るい未来が待っている」と語った。
かつてホワイトソックスでプレーした高津臣吾(04年~05年)、井口資仁(05年~07年)、福留孝介(2012年)と続く日本人選手らにも触れ、「今回の補強が、日本市場との新たな可能性につながるかもしれない」と期待を込めた。
契約合意の正式な知らせを受けたのは深夜0時過ぎ。「電話で知らされ、すぐにオーナーに連絡した。興奮でなかなか寝られなかったよ」と笑うゲッツGMは、「この補強で満足することはない。常にチームを良くする方法を探し続ける」と力を込めた。
日本球界を代表するスラッガーは、若いホワイトソックスの立て直しの象徴的存在となれるのか。村上のメジャー1年目のパフォーマンスが楽しみだ。
構成●THE DIGEST編集部
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番組の司会を務めるチャック・ガーフィエン氏は、この補強について「突然舞い込んだ大型補強だ」と強調。ヤクルトでMVPを2度(2021年、22年)受賞し、22年には日本人選手最多となる56本塁打を記録したスラッガーだと紹介した。一塁手と三塁手をこなす左の強打者は、ホワイトソックスでは主に一塁を守る予定だという。
村上の獲得を主導したクリス・ゲッツGMへの一問一答が行なわれ、ゲッツGMは今の心境について、「正直、まだ実感が湧いていない。先週あたりから現実味を帯びてきて、もし彼が我々の打線に入ったらどうなるかと考えていた。彼の実績、スイング、そして打球の破壊力。どれを取っても特別な存在になり得る選手だ」と率直に語った。
ゲッツGMは、村上がホワイトソックスを選んだこと自体が驚きだったと明かす。「確実に来てくれるとは思っていなかった。でも彼は、この若いチームの一員としてシカゴでプレーしたいと望んでくれた」と村上の決断を喜んだ。
言葉の壁がある中での交渉についても、「以前は球団のビジョンを語るしかなかったが、今は違う」と説明。23歳のコルソン・モンゴメリー(MLBドラフト全体22位)、23歳のカイル・ティール(同全体14位)、22歳のエドガー・クエロといった有望株の名前を挙げ、「相手投手が簡単に投げられない打線の形が見え始めている」と球団の将来像をアピールしたと告白した。
今オフの市場では、村上について大型契約の噂も飛び交ったが、最終的には2年契約で合意。ゲッツGMは「ポスティング制度という特殊な状況の中で、球団と本人の双方にとって理にかなうポイントで一致した」と現実的な判断だったことを強調した。
村上の懸念点として挙げられがちな三振の多さについても、ゲッツGMは冷静だ。「重要なのは数字の中身。球速や変化球への適応だ。我々には分析インフラと十分なトレーニング環境がある。彼のバットスピードとパワーを、もう一段階引き上げられると確信している」とコメントした。
さらに「非常に誇り高く、向上心のある選手」と村上の姿勢を称賛。「日本ではすでにスターだが、スイング、覚悟、才能を見れば、メジャーでも明るい未来が待っている」と語った。
かつてホワイトソックスでプレーした高津臣吾(04年~05年)、井口資仁(05年~07年)、福留孝介(2012年)と続く日本人選手らにも触れ、「今回の補強が、日本市場との新たな可能性につながるかもしれない」と期待を込めた。
契約合意の正式な知らせを受けたのは深夜0時過ぎ。「電話で知らされ、すぐにオーナーに連絡した。興奮でなかなか寝られなかったよ」と笑うゲッツGMは、「この補強で満足することはない。常にチームを良くする方法を探し続ける」と力を込めた。
日本球界を代表するスラッガーは、若いホワイトソックスの立て直しの象徴的存在となれるのか。村上のメジャー1年目のパフォーマンスが楽しみだ。
構成●THE DIGEST編集部
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