ロサンゼルス・ドジャースのマックス・マンシーが、大谷翔平のチームへの適応力について言及した。現地12月25日、ドジャースの地元メディア『Dodger Blue』が報じている。

　2023年12月にドジャースと歴史的な契約を結んだ大谷は、加入直後からスターとしての特別扱いを求めず、チームの文化を即座に受け入れたという。

　マンシーはポッドキャスト番組『Foul Territory』に出演し、大谷がいかに教えを請う姿勢を持っているのかを象徴するエピソードを明かした。マンシーは「ショウヘイが来て最初の１か月ぐらいの時、彼が二塁走者で、次の塁を狙うために投球と同時にリードを広げる距離が十分ではなく、生還できなかった場面があった」と振り返った。
  　マンシーによると、試合後にフレディ・フリーマンやムーキー・ベッツ、一塁コーチらが大谷に声をかけ、「さっきの走塁シーンを確認して欲しいんだ。ショウヘイの二塁でのリードはこうだったけど、ここを改善すれば得点できたはずだ」と、具体的なプレーを示しながら助言した。すると大谷は「なるほど、すごく参考になる。教えてくれてありがとう」と素直に感謝を伝え、フィードバックを快く受け入れたという。

　さらにマンシーは「それこそが、私たちがここでずっとやってきたやり方であり、作り上げてきた文化の一部なんだ」と話し、チームの伝統が大谷に浸透した瞬間を強調した。スター選手同士が互いに指摘し合える空気が、ドジャースの強みを支える根幹になっていると説明している。

　移籍１年目から圧倒的な成績を残した背景には、卓越した技術だけでなく、周囲の助言を柔軟に受け入れる姿勢も大きく寄与していたと言えそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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