第93回選抜高校野球大会(センバツ)は3月27日、甲子園球場で準決勝の2試合が開催され、東海大相模(神奈川)と明豊(大分)が決勝へ勝ち進んだ。
第1試合は初回の1点が試合を決定づけた。初回に2アウト二塁から4番の柴田疾(3年)のタイムリーヒットで先制した東海大相模は、先発したエースの石田隼都(3年)が「ピッチャーで一番かっこいいのは三振。それが取れたのは良かった」と9回を投げて天理打線を3安打に抑えて15奪三振を奪う力投。チームは9回に相手バッテリーエラーから1点を加点してセンバツでは10年ぶりの決勝進出を決めた。
敗れた天理は「準々決勝の仙台育英戦後に脇腹に痛みを覚えた」という右腕の達孝太(3年)の登板回避が小さくない影響を及ぼした。しかし、本人は「メジャーリーガーという目標があるので故障したら意味がないと思って監督と相談した。得たものはない。うまく調整できなかったので、試合の入り方を考えて万全な状態で入れるようにしていきたい」とさわやかな表情で、夏を見据えた。
序盤からゼロ行進が続いた第2試合は4回表に明豊打線が猛打を見せる。2アウト満塁から塘原俊平(3年)のレフトへの犠牲フライを放って先手を取ると、そこから一挙に4点をもぎ取ったのだ。
食い下がりたい中京大中京は、5回裏に今大会打率4割と当たっている2番杉浦泰文(3年)のライトへのタイムリーヒットで1点を返すと、6回裏に2点を加点してじわりじわりと追い上げる。
だが、最後は明豊が自慢の継投で逃げ切った。先発した太田虎次郎(3年)に代わって6回2アウトからマウンドに立った京本真(3年)が好投。9回裏に1点こそ失ったものの、同点を許さずにセンバツでは初の決勝へ駒を進めた。
■3月31日に行なわれた2回戦の結果■
東海大相模(神奈川) 2-0 天理(奈良)
明豊(大分) 5-3 中京大中京(愛知)
構成●THE DIGEST編集部
第1試合は初回の1点が試合を決定づけた。初回に2アウト二塁から4番の柴田疾(3年)のタイムリーヒットで先制した東海大相模は、先発したエースの石田隼都(3年)が「ピッチャーで一番かっこいいのは三振。それが取れたのは良かった」と9回を投げて天理打線を3安打に抑えて15奪三振を奪う力投。チームは9回に相手バッテリーエラーから1点を加点してセンバツでは10年ぶりの決勝進出を決めた。
敗れた天理は「準々決勝の仙台育英戦後に脇腹に痛みを覚えた」という右腕の達孝太(3年)の登板回避が小さくない影響を及ぼした。しかし、本人は「メジャーリーガーという目標があるので故障したら意味がないと思って監督と相談した。得たものはない。うまく調整できなかったので、試合の入り方を考えて万全な状態で入れるようにしていきたい」とさわやかな表情で、夏を見据えた。
序盤からゼロ行進が続いた第2試合は4回表に明豊打線が猛打を見せる。2アウト満塁から塘原俊平(3年)のレフトへの犠牲フライを放って先手を取ると、そこから一挙に4点をもぎ取ったのだ。
食い下がりたい中京大中京は、5回裏に今大会打率4割と当たっている2番杉浦泰文(3年)のライトへのタイムリーヒットで1点を返すと、6回裏に2点を加点してじわりじわりと追い上げる。
だが、最後は明豊が自慢の継投で逃げ切った。先発した太田虎次郎(3年)に代わって6回2アウトからマウンドに立った京本真(3年)が好投。9回裏に1点こそ失ったものの、同点を許さずにセンバツでは初の決勝へ駒を進めた。
■3月31日に行なわれた2回戦の結果■
東海大相模(神奈川) 2-0 天理(奈良)
明豊(大分) 5-3 中京大中京(愛知)
構成●THE DIGEST編集部