MLBのレギュラーシーズンが大詰めを迎えたなかで、ドラマティックな試合を演じたシアトル・マリナーズが話題となっている。
現地時間10月2日に本拠地で行なわれたロサンゼルス・エンジェルス戦で、マリナーズは苦境に追い込まれていた。前日にカードの初戦を落としていた彼らは3対1とリードしていた8回に逆転3ランを打たれていたのだ。
負ければ、その時点で20年ぶりのポストシーズン進出の可能性が消滅する。そんな文字通りの崖っぷちにあって、選手たちは諦めていなかった。2死満塁の絶好機で3番のミッチ・ハニガーが値千金の2点タイムリーヒットを放って試合をひっくり返したのである。
主砲の殊勲打で勢いづいたマリナーズは、さらにカイル・シーガーのタイムリーで1点を加点。これをクローザーのドリュー・ステッケンライダーがきっちりと守り切って逃げ切りに成功した。
マリナーズはまさに首の皮一枚で生き残った格好だ。なお、アメリカン・リーグのワイルドカード争いはボストン・レッドソックスとニューヨーク・ヤンキースが91勝70敗でトップタイ。これにマリナーズとトロント・ブルージェイズが1ゲーム差で追う混戦模様となっている。
指揮官のスコット・サーバイスが「信じられない夜だった。ファンも、チームも、みんなが最後まで諦めずに引っ張ってくれた」と称賛したマリナーズには現地メディアや記者からも驚きと賛辞の声が相次いでいる。
地元紙『Seattle Times』は、「ヒーローとなったハニガーが、破滅的な失望で終わりかけたレギュラーシーズンの夢をつないでくれた」と殊勲者となったスラッガーを絶賛。MLB公式サイトでマリナーズの番記者を務めているダニエル・クラマー氏は、「自打球による睾丸破裂や腰の手術などに悩まされてきた英雄(ハニガー)が、投手陣の踏ん張りを後押しした」と興奮気味に記した。
自力でのポストシーズン進出の可能性はないため、いまだ苦しい立場に変わりはない。しかし、土壇場での逆転劇で意気軒昂といった様子のマリナーズの勢いは、俄然、増すばかりとなっている。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】球場が歓喜! マリナーズを崖っぷちから救ったハニガーの渾身のタイムリーヒット
現地時間10月2日に本拠地で行なわれたロサンゼルス・エンジェルス戦で、マリナーズは苦境に追い込まれていた。前日にカードの初戦を落としていた彼らは3対1とリードしていた8回に逆転3ランを打たれていたのだ。
負ければ、その時点で20年ぶりのポストシーズン進出の可能性が消滅する。そんな文字通りの崖っぷちにあって、選手たちは諦めていなかった。2死満塁の絶好機で3番のミッチ・ハニガーが値千金の2点タイムリーヒットを放って試合をひっくり返したのである。
主砲の殊勲打で勢いづいたマリナーズは、さらにカイル・シーガーのタイムリーで1点を加点。これをクローザーのドリュー・ステッケンライダーがきっちりと守り切って逃げ切りに成功した。
マリナーズはまさに首の皮一枚で生き残った格好だ。なお、アメリカン・リーグのワイルドカード争いはボストン・レッドソックスとニューヨーク・ヤンキースが91勝70敗でトップタイ。これにマリナーズとトロント・ブルージェイズが1ゲーム差で追う混戦模様となっている。
指揮官のスコット・サーバイスが「信じられない夜だった。ファンも、チームも、みんなが最後まで諦めずに引っ張ってくれた」と称賛したマリナーズには現地メディアや記者からも驚きと賛辞の声が相次いでいる。
地元紙『Seattle Times』は、「ヒーローとなったハニガーが、破滅的な失望で終わりかけたレギュラーシーズンの夢をつないでくれた」と殊勲者となったスラッガーを絶賛。MLB公式サイトでマリナーズの番記者を務めているダニエル・クラマー氏は、「自打球による睾丸破裂や腰の手術などに悩まされてきた英雄(ハニガー)が、投手陣の踏ん張りを後押しした」と興奮気味に記した。
自力でのポストシーズン進出の可能性はないため、いまだ苦しい立場に変わりはない。しかし、土壇場での逆転劇で意気軒昂といった様子のマリナーズの勢いは、俄然、増すばかりとなっている。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】球場が歓喜! マリナーズを崖っぷちから救ったハニガーの渾身のタイムリーヒット