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MLB

大谷翔平、日本人初の“ハンク・アーロン賞”ならず。ホームラン王のゲレーロJr.が22歳で受賞

THE DIGEST編集部

2021.11.10

打者最強の証は得られなかったが、大谷は今季多くのファンにインパクトを与えた。(C)Getty Images

打者最強の証は得られなかったが、大谷は今季多くのファンにインパクトを与えた。(C)Getty Images

 現地時間11月9日、卓越した打者を選考委員とファン投票で選出する「ハンク・アーロン賞」が発表された。大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、最終候補として名を連ねていたが、日本人初の受賞を逃した。

 通算755本塁打を記録した元本塁打王のアーロン氏(今年1月死去)の功績を称え1999年に設立された同賞。23回目となった今年は、アメリカン・リーグはブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)、ナショナル・リーグはブライス・ハーパー(フィラデルフィア・フィリーズ)が栄光に輝いた。

 打者として155試合に出場した大谷は、打率.257、46本塁打(MLB3位)、自身初の100打点をマーク。三塁打8本(MLB1位)、OPS.965(リーグ2位)、26盗塁の活躍も、打者最強の証には届かなかった。
 
 それでも“二刀流”として躍動した評価は高く、既に6冠を達成。選手間投票で選ぶ年間最優秀選手とアメリカン・リーグ最優秀野手(アウトスタンディング・プレーヤー)の2タイトルをはじめ、MLB機構のコミッショナー特別表彰、米専門誌『Baseball Digest』の野手部門の最優秀選手、米誌『Baseball America』の年間最優秀選手、米専門サイト『Sporting News』が選ぶ年間最優秀選手(MLBプレーヤー・オブ・ザ・イヤー)を受賞している。

 あといくつのタイトルを獲得するか。現地時間11日には「シルバースラッガー賞」、18日にはアメリカン・リーグMVPの発表を控える。

構成●THE DIGEST編集部

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