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MLB

「冗談でもあり得ない」ジャッジが36歳ベテラン同僚の“黒人差別発言”に憤慨!MLB機構の処分発表を受け「ミスから学ばないと」

THE DIGEST編集部

2022.05.24

ジャッジ(左)が差別的発言をしたベテラン同僚ドナルドソン(右)に対してコメントした。(C)Getty Images

ジャッジ(左)が差別的発言をしたベテラン同僚ドナルドソン(右)に対してコメントした。(C)Getty Images

 ジョシュ・ドナルドソン(ニューヨーク・ヤンキース)が、アフリカ系米国人であるティム・アンダーソン(シカゴ・ホワイトソックス)に対する発言が、人種差別と判断され物議を醸している。

 現地時間5月21日の試合中にドナルドソンは、対戦相手のアンダーソンに向かって何度も「ヘイ!ジャッキー」とメジャー初の黒人選手として知られるジャッキー・ロビンソンの名前で呼んだ。5回ドナルドソンが打席に入った際、ホワイトソックス捕手のヤスマニ・グランダルとこれを巡り口論に。そこから両軍関係者がベンチから飛び出しての大騒動へと発展したのだ。

【動画】ホワイトソックス捕手もブチギレ! ドナルドソンとの騒動シーンをチェック

 2019年に米メディアで「現代のジャッキー・ロビンソンだ」と自らを称したアンダーソン。この発言を皮肉交じりに“いじった”つもりのドナルドソンは、「人種差別の意図はなかった」と否定している。

 そんな彼にMLB機構は5月23日、1試合の出場停止処分と罰金を科したと発表した。これを受け、ドナルドソンの同僚であるアーロン・ジャッジは、「冗談だったかもしれないけど、あの発言はあり得ない」と米紙『NEW YORK POST』で憤慨。そして、アンダーソンに対して敬意を示した。
 
「アンダーソンは最高の遊撃手の一人で、メジャーリーグを発展させる大きな役割を果たしている」

 そして「彼はプロなんだ」と36歳のベテラン同僚をも称えたジャッジは、「このままではいけない。ミスをしたら、そこから学ばないといけないんだ」と前向きなコメントで締めている。

 なおドナルドソンは今回の処分に対して異議申し立てを行なう意思表示をしているため、処分は確定しない。

構成●THE DIGEST編集部 

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