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MLB

54号ジャッジとのMVP争いに“大谷マニア”の見解は? ア・リーグ本塁打記録が塗り替えられても「『終わった』とは言えない」

THE DIGEST編集部

2022.09.06

大谷翔平(左)とアーロン・ジャッジ(右) アメリカン・リーグMVP争いはさらに激しさを増している。(C)Getty Images

大谷翔平(左)とアーロン・ジャッジ(右) アメリカン・リーグMVP争いはさらに激しさを増している。(C)Getty Images

 アメリカン・リーグMVP争いが激しさを増している。

 現地時間9月5日、ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジは、本拠地で行なわれたミネソタ・ツインズ戦に「2番・センター」でスタメン出場。チームが5対2と勝利したなか、3試合連発の54号2ランを含む3打数2安打と躍動し、打率(.302)も3割台に復帰した。

 大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)とのMVPレースでも注目を集めるジャッジ。MLB公式サイトによると、現在の本塁打ペースは65本。ロジャー・マリス氏のア・リーグ年間記録(1961年、61本塁打)超えを射程圏に捉えていたが、その勢いを直近3試合で一気に加速させている。

【動画】ジャッジがA-RODに並ぶ54号! チームを勝利に導く勝ち越し2ラン
 この活躍には、稀代の“大谷マニア”として知られる米放送局『FOX Sports』のベン・バーランダー氏が、公式ツイッターで反応。「アーロン・ジャッジがまた打った!54号だ!彼は記録を欲しがっている」と興奮気味に綴り、リプライ欄では、大谷とのMVP争いについて持論を展開した。

 まず、ジャッジの受賞を主張する「(レースは)もう終わった」との声に対し、「『終わった』と主張するのに、54号は変な数字だ」と返すと、「62号でこれを言うなら理解できるが、たとえ記録が塗り替えられても『終わった』と言えないだろう」とコメント。別のツイートでも次のように綴っている。

「彼(ジャッジ)が記録を更新することを願っている。ただ、それで彼がMVPになるとは思っていない」「アーロン・ジャッジは、記録を破るかもしれない。ただ、ショウヘイ・オオタニが残しているのは、歴史そのものだ。彼はフィールドに立つたびに記録を打ち立てている」

 同日には、大谷も本拠地で行われたデトロイト・タイガース戦に「3番・DH」で先発出場。3回の第2打席で31号2ランをライトスタンドへ。第4打席にこの日2本目となる32号ソロ本塁打を放ち、ア・リーグ単独2位に浮上。チームも10対0で大勝した。

白熱の様相を呈しているMVPレース。チーム状況が違うことに加え、二刀流とそれ以外のプレーヤーを比較するのは難しいが、はたして残りのシーズンでどちらが印象的なパフォーマンスを見せられるだろうか――。

構成●THE DIGEST編集部

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