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侍ジャパン

打率4割&打点王の吉田正尚をレッドソックス地元局も熱視線! “異例参戦中”のルーキーをどう評価する?【WBC】

THE DIGEST編集部

2023.03.18

イタリア戦では特大の一発で、ダメ押した吉田。今大会は攻守で存在感を発揮している。写真:鈴木颯太朗

イタリア戦では特大の一発で、ダメ押した吉田。今大会は攻守で存在感を発揮している。写真:鈴木颯太朗

 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で準決勝進出を決めた日本代表。いよいよ舞台をアメリカのマイアミに移し、21日(現地時間20日)には、メキシコ代表と決勝進出をかけて対戦する。

 ここまで安定した勝ち上がりを見せてきた侍ジャパン。そのなかで傑出した存在感を放っているのが、吉田正尚(ボストン・レッドソックス)だ。5試合で打率.400(15打数6安打)とOPS1.188とハイアベレージを記録。打点にいたっては現時点で今大会トップの10である。

 この図抜けたパフォーマンスには、レッドソックスの地元局『NBC Sports Boston』も賛辞を惜しまない。「4番・左翼」として先発出場し、7回の第4打席に今大会初アーチを放ったイタリア戦(準々決勝)に関する記事内では、「7回に8対2とリードを広げるムーンショットを放ち、勝利に重要な役割を果たした」と言及。大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)の名前を挙げつつ、「ヨシダはオオタニに続くクリーンナップとして日本代表の力になっている」とも記し、その頼もしさを称賛した。
 
 さらに、「今大会はいまだ三振をしておらず、見事なバットコントロール、しっかりした打撃アプローチであらゆる方向にボールを散らしている」と高評。そして「グラブでも貢献しているヨシダは木曜日、レフトフェンス際で走りながら捕球し、2点を守った」と記述。イタリア戦で先発登板をした大谷を救った“スーパーキャッチ”を振り返っている。

 また、同メディアは、「エリート投手と対戦しているわけではない」とも指摘。「今月末に始まるレギュラーシーズンでは、メジャーリーグの投手に対し、まだまだ証明すべきことがたくさんある」と課題も呈している。それでもWBCで結果を残す吉田への期待は小さくなく「レッドソックスがこのオフ最大のフリーエージェント(FA)で契約したスキルの多くを、すでに発揮している」と記事を結んだ。

 メジャー1年目では異例とも言えるWBC参加の意思を表明し、並々ならぬ覚悟を持って今大会に臨んでいる吉田。準決勝以降の戦いでもそのパフォーマンスに期待だ。

構成●THE DIGEST編集部

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