現地５月３日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は「３番・DH兼投手」で先発出場を果たした。５回を投げてふたつの本塁打を浴びるなど４失点を喫しつつ、自己最多の13奪三振をマーク。打っては３安打１打点と気を吐き、あいかわらずの存在感を見せつけた。チームは９回表の３点で６対４の逆転勝利を飾ったため、大谷に黒星はつかなかった。

　出入りの激しいピッチングを余儀なくされた28歳。エンジェルス番で大谷に関する著書もあるジェフ・フレッチャー記者は、贔屓チームの劇的な勝利に興奮しつつ、ツイッター上で「エンジェルスの先発投手にとってはかならずしも素晴らしい夜ではなかったが、彼は13三振を奪って３安打を打っているんだ。やっぱり狂った現実だなと言わざるを得ないよ」と、二刀流スターのパフォーマンスにあらためて脱帽した。
  　この日の投球で「500奪三振＆100本塁打」を達成し、ベーブ・ルース以来二人目の快挙を成し遂げた。日本野球界が誇る千両役者ははたして今季、どんな新たなサプライズを提供してくれるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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