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【大谷移籍候補球団紹介:カブス】元“愛すべき負け犬”は大物監督招聘に次いで大谷獲得で真の強豪への脱皮を図る<SLUGGER>

藤原彬

2023.11.14

同い年の鈴木と談笑する大谷。2人で同じチームでプレーすることになったら日本はかなり盛り上がりそうだ。(C)Getty Images

同い年の鈴木と談笑する大谷。2人で同じチームでプレーすることになったら日本はかなり盛り上がりそうだ。(C)Getty Images

 大谷と同い年の鈴木誠也も所属するナ・リーグの古豪。球団誕生は1871年と長い歴史を誇るが、1908年を最後に長くワールドシリーズ優勝から遠ざかり、長く「愛すべき負け犬」という立ち位置のチームだった。だが、2016年に実に108年ぶりの世界一を達成。戦力転換期を経て、今季はシーズン最終盤までプレーオフを争うなど、再びコンテンダーとしてのし上がろうという時期を迎えている。

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 このオフは、リーグ3位の得点力を誇った打線から、打率.307、26本塁打のコディ・ベリンジャーがFA。主砲との再契約を目指す一方で、大谷を最大のターゲットに据えているとも言われる。ストーブリーグ開幕前に、現役屈指の名監督クレイグ・カウンセルを同地区のライバルでもあるブルワーズから引き抜くなど、チーム強化は着々と進んでいる。大谷獲得が“ラストピース”となるか注目される。
 21年オフに鈴木と交渉した際、ジェド・ホイヤー編成総責任者はシカゴの天気について「4月以外は広島と同じ」と鈴木に説明し、実際にシカゴの寒さを体験した鈴木から「話と違う」と冗談交じりに詰め寄られたというが、大谷を口説き落とすためにはどんな手を使うだろうか?

 かつては日本でも人気を誇ったサミー・ソーサが大スターとして君臨し、18年~21年はダルビッシュ有が在籍。本拠地リグリー・フィールドはフェンウェイ・パーク(ボストン)と並んで全米で最も美しいボールパークの一つに数えられ、かつては特徴的なスコアボードや蔦の絡まる外野フェンスなど個性あふれる景観で人気を誇る。大谷はまだプレーしたことがないが、すぐにその魅力の虜になるだろう。

文●藤原彬

著者プロフィール
ふじわら・あきら/1984年生まれ。『SLUGGER』編集部に2014年から3年在籍し、現在はユーティリティとして編集・執筆・校正に携わる。ツイッターIDは@Struggler_AKIRA。

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