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【大谷移籍候補球団紹介:レンジャーズ】これまでも超大物FA獲得の実績がある23年王者。二刀流の天才獲得で黄金期へ<SLUGGER>

藤原彬

2023.11.10

球団創設63年目で初めて頂点に立ったレンジャーズ。大谷獲得で黄金時代を築けるか?(C)Getty Images

球団創設63年目で初めて頂点に立ったレンジャーズ。大谷獲得で黄金時代を築けるか?(C)Getty Images

 球団創設は1961年で、結成50年目の2010年に初のワールドシリーズ出場。翌11年には世界一まであと1ストライクに迫りながら敗れ去った苦い過去を経て、23年に初のワールドシリーズ優勝を果たした。

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 ヤンキースやドジャースなどと比べると、チームのブランド力では一枚も二枚も劣るが、00年オフには当時史上最高額の10年2億5200万ドルを投じてアレックス・ロドリゲス争奪戦に勝利したり、21年オフには10年3億2500万ドルでコリー・シーガーを獲得するなど、FA市場ではこれまで何度も球界を驚かせてきた。

 21年オフのシーガーとマーカス・セミエン獲得は、その年102敗を喫したチームが再浮上するきっかけとなった。その後もジェイコブ・デグロムやマックス・シャーザー、アロルディス・チャップマンなど大物を次々にFAやトレードで獲得して初の頂点へ。大谷獲得は、黄金期形成への切り札となる。
 大谷にとっても、これまで地区ライバルとして何度も戦ってきた相手で、通算19本塁打は対戦チーム別では最多。今年6月にはグローブライフ・フィールドでの左中間最深部に飛距離約138mの豪快弾を叩き込んだ。

 セミエン、シーガー、大谷、そして今ポストシーズンでも大活躍した元巨人のアドリス・ガルシアというラインナップが実現すれば、MLBでも最高級の超強力打線となる。世界一4度の名将ブルース・ボウチーの下でプレーできることも、大谷にとって大きな収穫となるだろう。

文●藤原彬

著者プロフィール
ふじわら・あきら/1984年生まれ。『SLUGGER』編集部に2014年から3年在籍し、現在はユーティリティとして編集・執筆・校正に携わる。ツイッターIDは@Struggler_AKIRA。

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