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大谷翔平の“影響力”は『今年の顔』テイラー・スウィフトと同じ!? 米敏腕代理人は破格金額に絶句「オオタニは成層圏に突入した」

THE DIGEST編集部

2023.12.11

ドジャース入団が決定した大谷(左)。その影響力は歌手のテイラー・スウィフト(右)と同じ価値があると騒がれている。(C) Getty Images

ドジャース入団が決定した大谷(左)。その影響力は歌手のテイラー・スウィフト(右)と同じ価値があると騒がれている。(C) Getty Images

 世界のスポーツ史にその名を刻み込んだ。

 現地12月9日、フリーエージェント(FA)で去就が注目されていた大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が、ロサンゼルス・ドジャースと契約合意に達したと発表した。

 注目の契約額は10年総額7億ドル(約1014億円)。誰もが目を疑う驚異的な契約は、サッカー界のアイコンであるリオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウド、NBAのレジェンドと称されるレブロン・ジェームズ、NFL屈指のクォーターバックであるパトリック・マホームズらと肩を並べるほど、世界最大のアスリートと言っても過言ではない評価をされた。

 野球界のスーパースターが結んだ契約額には専門家も驚きを隠せない。米紙『News Tribune』によると、プロスポーツ選手の代理人を長年務めてきたリー・スタインバーグ氏は「彼は成層圏に突入した」と語り、破格な金額に目を丸くした。
 
 過去には野球、サッカー、バスケットボール、ボクシングなど、あらゆるスポーツ分野で述べ300人を超えるプロスポーツ選手の代理人として、チームやスポンサーとの契約交渉を担ってきた敏腕エージェントは、次のように二刀流戦士を評価する。

「オオタニは今オフ、FAとしてメジャー史上最高額の契約を結ぶと期待されていたが、その期待を裏切らなかった。”野球の神様”と称されたベーブ・ルースでさえ、これほど効果的に打者と投手の二刀流をこなしたことはない。トミー・ジョン手術後の2024年には投手として登板することはできないが、2025年にマウンドに復帰するまでは、彼はプレートで十分な価値を提供してくれるはずだ」

 ところが契約交渉のエキスパートをもってしても、今回の契約劇はかなり異質に見えたようだ。「それにしても、7億ドルの値札は想像以上だったね」と驚嘆しながら、「彼がエンジェルスでの6シーズンで稼いだ額は約4230万ドルだ。(7億ドルは)ボルティモア・オリオールズとオークランド・アスレティックスの今季の年俸全体をも上回る」と鋭く指摘する。

 加えて、「ドジャースがそのようなコミットメントをした理由は単純明快だ。それだけの価値が、オオタニにはあるからだ。彼がワールドシリーズ制覇に貢献できるからというだけでなく、それ以外の部分でも彼がもたらす価値があるからだ」とプレーヤー以外の効果を力説している。
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