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「彼はヒーローだよ!」大谷翔平の愛犬『デコピン』を引き出したLA記者が脚光! 「素晴らしい質問」に称賛続々

THE DIGEST編集部

2023.12.17

大谷の愛犬の名前を質問した記者が脚光を浴びている。(C)Getty Images

大谷の愛犬の名前を質問した記者が脚光を浴びている。(C)Getty Images

 スーパースターと一緒に暮らしている”友達”の名前を質問した記者が、思わぬ脚光を浴びている。

 現地12月14日、大谷翔平がロサンゼルス・ドジャースとメジャー史上最高額となる10年総額7億ドル(約1015億円)で正式契約を結び、本拠地での入団会見に臨んだ。

 球団オーナーであるマーク・ウォルター氏、デーブ・ロバーツ監督、水原一平通訳らと一緒に出席した大谷は6シーズン在籍したロサンゼルス・エンジェルスへの感謝を交えながら、「明確な勝利を目指している」と評す名門球団の一員になれたことを喜んだ。

 ドジャースを選んだ優先順位については、「勝つことが、僕にとって今一番大事なこと」だと強調。「全員が勝利に対して同じ方向を向いているということが大事だと思うので。オーナーグループ、フロント。もちろんチームメイトやファンの皆さんも、みんながそこに向かっているっていうのが一番大事」と語り、過去11年で10度の地区優勝、11年連続プレーオフに進出する『常勝軍団』入りの決め手を熱弁した。

 そして会見の終盤、その機会は訪れた。

 先月16日、2度目の満票MVPを受賞した際、偉才とタイトルの喜びを分かち合いハイタッチを交わした相棒について、地元ロサンゼルスのニュースメディア『FOX 11 Los Angeles』のカイル・クラスカ記者が質問。「リーグMVPの受賞会見で映った、ショウヘイの愛犬の名前を世界の野球ファンが知りたがっている。この場で発表してもらえないでしょうか」と問うたのだ。

 すると、大谷の口から「デコピン」という海外では到底聞きなれないワードが飛び出した。至極当然、「デコピン」という言葉に反応して爆笑したのは日本メディアのみ。SNS上では瞬く間に拡散し、X(旧ツイッター)のトレンドには「デコピン」が世界1位になる異例のヒットとなった。
 
 強烈過ぎる名前に戸惑いを隠せない海外の報道陣に対して大谷は、「(デコピンは)発音的に難しいので、もとの名前がディコイというので、こちらの人に説明する時は、呼びやすいディコイと紹介しています」と補足。名前の由来については「もともとディコイという名前があったので、それに近い感じで決めました」と笑顔を浮かべながら答え、ようやく海外メディアも理解した。

 誰もが知りたかった「オオタニの愛犬の名前」を引き出したクラスカ氏には、各方面で称賛が降り注いでいる。

 サンディエゴ・パドレスの番記者を務めるマーク・バートレット氏は「クラスカ氏が疑問を解決してくれた。素晴らしい質問だった」と自身のXに綴り、彼の行動を称えた。他にも、ドジャース専門のポッドキャスト番組『Dodgers2080』のホストを務めるティム・ロジャース氏は「彼は本当にヒーローだよ!」と喝采。限られた時間のなか、貴重な1回を使って投げかけた質問を「ナイスだ」と評している。

 大きな話題を呼んだ大谷の愛犬の名前公表。クラスカ記者は質問を終えた後、大谷への敬意を表し、最後に「アリガトウ」と日本語で締めていた。

構成●THE DIGEST編集部

【画像】「なんて可愛いの!」大谷翔平のドジャース入団会見を見守る“デコピン”
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