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プロ野球

【どこよりも早い2024ドラフト候補ランキング│1~10位】1位はもちろん明治大・宗山。投手では関西大・金丸が最高評価<SLUGGER>

西尾典文

2024.01.04

早くも競合間違いなしと言われている宗山。今後1年間でどのような成長を見せてくれるだろうか。写真:THE DIGEST写真部

早くも競合間違いなしと言われている宗山。今後1年間でどのような成長を見せてくれるだろうか。写真:THE DIGEST写真部

 ドラフト会議が終わってまだ間もないが、すでに12球団のスカウトたちは来年のドラフトへ向けて動き出している。年間400試合以上もアマチュア野球を取材するスポーツライターの西尾典文氏が、現時点での24年ドラフト候補ランキングを選定した。今回はいよいよトップ10の発表だ。

【表】2024ドラフト候補ランキング1~50位一覧【1月1日時点】

▼10位:小船翼[投手・知徳高]
(こぶね・つばさ/右投右打)
将来像:超大型の高橋光成(西武)
 身長2m近い長身で100㎏以上の体重という日本人離れした体格が魅力の超大型右腕。入学から順調にスピードアップし、この秋は150キロの大台に到達した。少し無駄が多いフォームだが、指先の感覚が良く、変化球でカウントを取れるのも長所だ。体格に見合う筋力とスタミナ面が強化されれば、一躍2024年の目玉となる可能性もありそうだ。
タイプ診断:#日本人離れ #器用

▼9位:寺西成騎[投手・日本体育大]
(てらにし・なるき/右投右打/星稜高)
将来像:西野勇士(ロッテ)
 中学生時代から評判になっていた大型右腕。高校では怪我に苦しんで目立った実績を残せず、大学でもリハビリに時間を費やしたが、3年春に鮮やかな復活を果たした。欠点のないスムースなフォームから150キロ前後のストレートと140キロを超えるスプリットを操り、制球力の高さも光る。昨年は故障明けで投球数を制限しながらの登板が多かったが、最終学年では不動のエースとしての活躍を期待したい。
タイプ診断:#スーパー中学生 #怪我から復活
▼8位:石塚裕惺[遊撃手・花咲徳栄高校]
(いしづか・ゆうせい/右投右打)
将来像:牧秀悟(DeNA)
 今年の高校球界を代表する強打のショート。旧チームから不動の中軸として活躍しており、秋の関東大会でも2試合で5安打、ホームラン含む長打3本と大活躍を見せてスカウト陣の熱い視線を集めた。上半身も下半身もよく鍛えられており、攻守ともに力強さがあるのが魅力。守備も堅実で肩の強さがあり、ベースランニングのスピードも光る。将来性のある高校生ショートは貴重なだけに春以降も高い注目を集めることになるだろう。
タイプ診断:#強打のショート #体の強さ◎

▼7位:徳山一翔[投手・環太平洋大]
(とくやま・かずと/左投左打/鳴門渦潮高)
将来像:中国地区大学野球で注目を集める本格派サウスポー。2年秋の明治神宮大会では7回までノーヒット投球を披露し、昨年秋の明治神宮大会でも150キロを超えるスピードをマークしてスケールアップした姿を見せた。ストレートの勢いは今年の大学生の中でも間違いなくトップクラス。変化球の精度が高くなれば、更に評価を上げることになるだろう。
タイプ診断:#地方リーグの星 #本格派左腕

▼6位:篠木健太郎[投手・法政大]
(しのぎ・けんたろう/右投左打/木更津総合高)
将来像:今井達也(西武)
 今年の東京六大学を代表する本格派右腕。高校時代に比べて躍動感が明らかに上がり、ストレートも常時150キロを超えるまでにアップした。スピードが上がった分、逆に持ち味だった制球がアバウトになっているのが課題。昨年秋にはリーグ戦で右肩の違和感を覚え、その後に行われた大学日本代表候補合宿でも本来の姿からは程遠い内容だっただけに、まずはコンディションをしっかり整えることが重要になりそうだ。
タイプ診断:#神宮の星 #躍動感◎

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