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MLB

「世界中の野球ファンがショックを受けた」超大型補強のドジャース、総年俸額でトップ3に入らず…海外メディア「唖然としている」

THE DIGEST編集部

2024.01.16

新天地ドジャースでは多額の後払いを希望した大谷。異例の契約が議論を巻き起こしている。(C) Getty Images

新天地ドジャースでは多額の後払いを希望した大谷。異例の契約が議論を巻き起こしている。(C) Getty Images

 大型補強を成功させたロサンゼルス・ドジャースに対して、他球団のファンからは厳しい目が注がれているようだ。

 今オフにドジャースは、10年総額7億ドル(約1015億円)で獲得した大谷翔平をはじめ、山本由伸、タイラー・クラスノー、テオスカー・ヘルナンデスといった高額給与の選手たちを次々と獲得。今オフだけで費やされた補強費用は、12億ドル(約1750億円)を超えるとされ、米球界を騒然とさせている。

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 この超大型補強が実現した背景には周知の通り、大谷がドジャースとかわした異例の後払い契約の存在がある。7億ドルのうち、97%にあたる6億8000万ドル(約990億円)は2034年以降に支払われるというものだ。これにより、球団は年俸額を抑えることができ、高額のスター選手との契約交渉にも有利な立場を得ることとなった。

 しかし、こうしたMLBによる多額の繰り延べ支払いが一部のファンや識者からは受け入れられず、「やり過ぎだ」といった批判が噴出。サラリーキャップ(チームの年俸総額に上限を設ける制度)を導入すべきという指摘もある。

 そんななか、米メディア『Bleacher Report』によれば、今シーズンのチーム総年俸額で最も多いのはニューヨーク・ヤンキースの2億8500万ドル(約415億円)、次いでニューヨーク・メッツの2億7000万ドル(約393億円)、さらにフィラデルフィア・フィリーズの2億3700万ドル(約345億円)と続く。大谷やヘルナンデスの後払い契約の効果もあり、ドジャースは上位3球団には入っていないというのだ。

 海外スポーツメディアの『Sportskeeda』もこの話題に反応し、「世界中の野球ファンがMLBの年俸トップ3にドジャースが入っていないことにショックを受けた」としてXでの反響に注目。「ドジャースはリーグをうまく調整した」「LAがナンバー1でないのはまったくの冗談だ」「ドジャースがリストに載ってない?」「ドジャースのようなチームにどうやって対抗するんだ?」といった声が無数に上がっていると紹介し、「MLBファンは唖然としている」と指摘する。

 ストーブリーグで次々と話題を提供したドジャース。超大型補強は激しい賛否両論を巻き起こしている。

構成●THE DIGEST編集部

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