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大谷翔平をトレードに出さなかった理由、エンジェルスのオーナーが明かす「理に適っている」と地元メディアは理解

THE DIGEST編集部

2024.02.15

23年オフにFAとなった大谷は、エンジェルスからドジャースに移籍した。(C)Getty Images

23年オフにFAとなった大谷は、エンジェルスからドジャースに移籍した。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスのオーナー、アート・モレノが当時在籍していた大谷翔平をトレードに出さなかった理由を明かした。エンジェルスの地元紙『Orange County Register』でのインタビューで語った。

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「チケット代を払い、試合を観戦するファンからすれば、ショウヘイは特別な存在だ。誰もが彼のプレーを見たがっていた。私たちはエンターテイメント・ビジネスに関わっている。彼を保有し続け、走り続けることがベストだと、私たちはグループとして判断した」

 大谷のトレードの噂は22年に挙がった。実際、オーナーのモレノは「5件のトレードのオファーがあった」と後に語っていた。契約最終年の23年夏もトレードの話が盛んに報じられた。「エンジェルスにとって、23年オフにフリーでオオタニが退団するなら、その前にトレードに出して有望なプロスペクトを手に入れるべきだ」という論調だった。
 
 しかしエンジェルスは、最後まで大谷をトレードに出さず、契約が満了する23年まで保有し続けた。結局、大谷はFAとなってロサンゼルス・ドジャースと契約。それでもオーナーのモレノにとっては、それが最善の策だったという。

 エンジェルス専門メディア『Halos Today』は2月14日の記事で、『Orange County Register』紙のモレノのコメントを引用。「オーナーの答えは理に適っていると思う。オオタニをトレードで出していれば、より良い資産や利益をもたらしたかもしれない。しかし、少なくとも短期的にオオタニ目当てのファンは離れていったはずだ。それなら少しでもファンを引き付け、できる限りチケット売り上げを稼ぐ方が重要だった」と伝えた。

 また、「オオタニをトレードで出したほうが、チームに長期的な利益をもたらしたと強く主張する人たちにとっては、これが十分な理由にならないかもしれない。しかし、モレノの発言は、エンジェルスが下した決断の背景を合理的に説明したものだった」と理解を示した。

構成●THE DIGEST編集部

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