ロサンゼルス・エンジェルスが低迷から脱する手段になるのが、マイク・トラウトのトレードかもしれない。米メディア『FanSided』のジェイコブ・マウントズ記者は7月10日の記事で、「エンジェルスはトラウトをトレードで放出し、再建に必要な収益を得る可能性がある」と報じた。
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「長年にわたってエンジェルスを支えてきたトラウトは、14年のキャリアでオールスターに11回選ばれ、MVPを3回受賞。しかし、長らく球界最高の選手と評されてきたが、近年は全盛期と比べると衰えが目立ってきた。欠場する時間も長くなっている」
今年も4月29日の試合で左膝の半月板を損傷し、以降は負傷者リストに入ったまま。マウントズ記者は、8月で33歳になるトラウトがかつてのような成績を残せるのかを疑問視し、活躍できなければ年俸3700万ドル(約60億円)の契約はエンジェルスにとって割に合わない内容になるだろうと記している。
トラウトの契約にはトレード拒否条項は盛り込まれているものの、稼働率と年俸が見合わない以上、エンジェルスに対して戦略的に動く必要があると持論を展開。トラウトの退団は「出すか出さないかではなく、“いつ決断するか”の問題だ」と論調を強めた。
トラウトがエンジェルスを愛しているのは周知の事実。それでも今年2月に、「勝つための一番簡単な道はトレードを求めることだ。しかし、(19年3月に12年総額4億3200万ドル=当時約482億円の大型)契約を結んだ時、エンジェルスに忠誠を誓い、ここで優勝したいと思った」と語っていた。
一方で将来的なトレードにも言及。「この先、何か変化があれば、(退団を)申し出るかもしれない。未来は予測できないからね。ただ、プレーオフに出られない期間を積み重ねるよりも、ここでプレーオフに進むことのほうが意味は大きいと思う。エンジェルスの組織との関係は素晴らしいものだ。もし状況が変わって何か違うように感じるようなら、またその時に考えよう」と、先々の去就に含みを持たせていた。
それらを踏まえたうえでマウントズ記者は、2023年シーズンの終了後に、何の見返りを得られないままFA退団となった大谷翔平を例に挙げ、「オオタニの時と同じ過ちを繰り返せば、何年も代償を払い続ける」とフロントにトラウトのトレード退団を進言。複数の若手有望株を加えて、再建の道を進むべきだと綴っている。
長期契約を結んでいるものの、2014年を最後にプレーオフに出場していない現状もあって、トラウトの移籍の噂は何年も前から米メディアを騒がせてきた。「スター選手はプレーオフに出場するべきだ」という論調も少なくなく、エンジェルスの低迷が続く限り、トラウトの去就は米メディアの関心事であり続けるだろう。
構成●THE DIGEST編集部
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今年も4月29日の試合で左膝の半月板を損傷し、以降は負傷者リストに入ったまま。マウントズ記者は、8月で33歳になるトラウトがかつてのような成績を残せるのかを疑問視し、活躍できなければ年俸3700万ドル(約60億円)の契約はエンジェルスにとって割に合わない内容になるだろうと記している。
トラウトの契約にはトレード拒否条項は盛り込まれているものの、稼働率と年俸が見合わない以上、エンジェルスに対して戦略的に動く必要があると持論を展開。トラウトの退団は「出すか出さないかではなく、“いつ決断するか”の問題だ」と論調を強めた。
トラウトがエンジェルスを愛しているのは周知の事実。それでも今年2月に、「勝つための一番簡単な道はトレードを求めることだ。しかし、(19年3月に12年総額4億3200万ドル=当時約482億円の大型)契約を結んだ時、エンジェルスに忠誠を誓い、ここで優勝したいと思った」と語っていた。
一方で将来的なトレードにも言及。「この先、何か変化があれば、(退団を)申し出るかもしれない。未来は予測できないからね。ただ、プレーオフに出られない期間を積み重ねるよりも、ここでプレーオフに進むことのほうが意味は大きいと思う。エンジェルスの組織との関係は素晴らしいものだ。もし状況が変わって何か違うように感じるようなら、またその時に考えよう」と、先々の去就に含みを持たせていた。
それらを踏まえたうえでマウントズ記者は、2023年シーズンの終了後に、何の見返りを得られないままFA退団となった大谷翔平を例に挙げ、「オオタニの時と同じ過ちを繰り返せば、何年も代償を払い続ける」とフロントにトラウトのトレード退団を進言。複数の若手有望株を加えて、再建の道を進むべきだと綴っている。
長期契約を結んでいるものの、2014年を最後にプレーオフに出場していない現状もあって、トラウトの移籍の噂は何年も前から米メディアを騒がせてきた。「スター選手はプレーオフに出場するべきだ」という論調も少なくなく、エンジェルスの低迷が続く限り、トラウトの去就は米メディアの関心事であり続けるだろう。
構成●THE DIGEST編集部
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