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プロ野球

阪神・原口文仁のチャリティーイベントに「たくさんパワーをもらいました」「貴方の姿に家族が救われました」と多くの感謝の声が集まる

渡辺敏史

2020.01.19

大腸ガンから復活を遂げた原口の活躍は、全国のファンに勇気を与えている。写真:朝日新聞社

大腸ガンから復活を遂げた原口の活躍は、全国のファンに勇気を与えている。写真:朝日新聞社

 阪神タイガースの原口文仁捕手が18日、和歌山県すさみ町総合運動公園で開催された「東洋ライスプレゼンツ第1回原口文仁チャリティーランフェスティバル in SUMAI」に大会実行委員長として参加。チャリティー終了後、自身のSNSで大会が無事終了したことを報告すると、多くの感謝の声が集まった。

 このイベントは大腸ガンから見事に復活をとげた原口が、実体験をもとに「ガンの早期発見・早期治療の重要性」を伝えるチャリティーフェスティバル。療養中の昨年3月に、すさみ町を訪れたことがきっかけになり企画され、当日は約1000人の参加者が1週1キロのコースを3時間走り、心地よい汗を流した。

 原口はイベント終了後、SNSで「チャリティーランフェスティバル、無事に終了しました。僕の思いに賛同していただき、全国から多くの方に参加してもらい、本当に嬉しかったです。皆さんの笑顔にパワーを貰いました!キャンプまでにいい準備をして2月1日を迎えたいと思います。頑張ります!」とコメント。すると、参加者やファンがこれに応え、感謝の言葉やキャンプ、シーズンでの活躍を期待するメッセージを寄せた。
 
「原口選手、お疲れ様でした。チャリティーランに参加させていただきました。最初は走れるか不安でしたが終わってみれば楽しかったです。走っているすさみの海は穏やかでとても綺麗でした。原口選手の今シーズンの活躍を願っています。」
「私も原口さんからたくさんパワーをもらいましたよー。キャンプイン楽しみです。頑張ってください。」
「沖縄行きます。貴方を観に。母も去年大腸がんを患いました。貴方の姿に家族が救われました。」
「お疲れ様でした。キャンプ頑張ってください。梅ちゃんから正捕手奪うくらいにやりきって下さい。期待してます。もちろん応援し続けます!」

 原口は昨年、キャンプ前に大腸ガンが判明。大きな手術とハードなリハビリを経て6月4日のロッテ戦で1軍復帰。初打席での2塁打を放つと9日の日本ハム戦では代打でサヨナラ打を放った。オールスター戦でも2戦連発のホームランを記録し、セ・リーグ特別賞を受賞している。

 今年はさらなる活躍で全国に再び感動を届けることを期待したい。

文●渡辺敏史
 
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