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MLB

佐々木朗希の「第3の球種」にMLB公式が脚光! 速球、スプリッターに並ぶ強力な変化球とは!? 「WBCでは鋭いカッターのような球質だった」

THE DIGEST編集部

2024.11.22

今オフ、ポスティングによるメジャー挑戦が決まった佐々木。(C) Getty Images

今オフ、ポスティングによるメジャー挑戦が決まった佐々木。(C) Getty Images

 メジャー移籍へと向かっている千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希は、今オフの米移籍市場において大きな注目を集めるひとりだ。23歳が備えるスキルは現地でも高い評価を受けており、すでに渡米後の活躍を予想する声も少なくない。

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 現地時間11月21日には、公式サイト『MLB.com』でも佐々木の特集が組まれており、「メジャーで成功する3つの理由」と銘打ったトピックを配信している。タイトルにある「3つの理由」とは、佐々木が操る3球種を指しており、それぞれが「成功」をもたらす要因であると見通している。

 同メディアは、ひとつ目に「高速フォーシーム」、次に「真骨頂のスプリッター」として、佐々木の代名詞とも言える球種を挙げた。いずれもこれまで米国内で佐々木を紹介する際に幾度となく報じられてきた球種であり、今回の記事においても「メジャーでも打者の脅威になる」と太鼓判を押す。

 そして3つ目に挙げられたのが、スライダーだった。同メディアは昨年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を振り返り、「WBCではフォーシームとスプリッターの組み合わせでほとんど事足りていたため、スライダーを多用する場面は少なかった」と指摘。その上で、「しかし、ササキはスライダーも投げることができ、MLBでも有効な第3の球種になる可能性がある」と綴っている。

 また、WBCでもスライダーが決め球となった場面もあると解説した同メディアは、「平均88マイル(約142km/h)で、約6インチの横変化を持つ鋭いカッターのような球質を示した。ランディ・アロサレーナやチェコ共和国のマルティン・ムジークから三振を奪った球は、鋭い変化を伴う良い例だ」と分析する。

 加えて今季、NPBで投げていたスライダーについては、速度、回転数も落ちていたと評し、「スイーパーのような大きな変化にはならないかもしれない」と見込んでいるものの、「それでもWBCで見せたスライダーをMLBで投げられるなら話は別だ」と主張。同メディアは、「フォーシーム、スプリッター、スライダーの全てが機能すれば、MLBは次なる若きエースの誕生を目撃することになるだろう」として、渡米後のパフォーマンスに期待を寄せた。

 国内外で評価が確立されている速球、スプリッターとともに、スライダーもまた佐々木の強力な武器となる可能性を秘めているようだ。成長途上の若き“怪物”のポテンシャルは、まさに天井知らずと言えるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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