まもなくメジャー各球団との交渉が始まると報じられた千葉ロッテの佐々木朗希。ポスティングでの米球界移籍を目指す若き右腕を巡り、まさしく熾烈な争奪戦となることが予想されている。

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　これまでも、移籍先と予想されるいくつもの候補球団が各メディアで挙げられてきたが、大谷翔平や山本由伸が所属し世界一にも輝いたロサンゼルス・ドジャースが最有力と評する声は根強い。
  　現地時間12月８日には、専門サイト『Dodgers Nation』でも佐々木獲得の可能性を論じる特集記事を配信。トピック全体として、獲得への大きな自信と期待が込められた内容が綴られている。

　その中で、「フリーエージェントの行方はオフシーズンに明らかになるため、冬は誤報が飛び交う時期である」としながらも、「しかし、ここ数週間、ドジャースとロウキ・ササキの名前が繰り返し挙がっている」と米国内での反応を紹介。

　さらに、「ドジャースは間違いなく、ササキにとって魅力的な条件を多く揃えている」と主張しながら、「2024年のワールドシリーズ覇者として、ドジャースはメジャー初年度から優勝争いに加わることができるチャンスをササキに提供する。また、ドジャースは選手育成の評判も高く、若い投手であるササキには理想的な環境だ」などと入団後でのメリットを並べた。

　同メディアが説く、ドジャース入団におけるポジティブな要素は尽きず、「ロサンゼルスという市場は、ササキに多くの広告契約の機会をもたらすだろう」と指摘。続けて、「ササキはオオタニやブレイク・スネルといったエース投手たちとともにプレーし学ぶこともできる。そして、ロサンゼルスは気候が良く、スターが集う街で、快適な生活環境を提供する点でも魅力的だ」などと綴っている。

　そして、これまでも佐々木のドジャース入りの見込みなどが語られてきた経緯を踏まえ、同メディアは以下の様にトピックを結んでいる。

「ファンはササキの決断が明らかになるのを心待ちにしている。業界の情報が正しければ、ササキが春季キャンプまでにドジャースのユニホームを着る姿を見ることができるかもしれない」

　今季世界一に登りつめたスター軍団にまたひとり、日本人プレーヤーが加わるのか。いずれにせよ、すでに沸き立っているメジャーのFA市場は「怪物右腕」をめぐって、ここからさらに熱を帯びていくことになりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部
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