ボルティモア・オリオールズからFAとなった大物投手コービン・バーンズを巡る争奪戦の情報が、連日のように米メディアを賑わせている。オリオールズ専門メディア『Birds Watcher』もそのひとつだ。
「『MLB.com』のマーク・フェインサイド記者によると、30歳のバーンズは今冬の契約で手にする収入を最大化したいと考えている。2021年のサイ・ヤング賞投手は優勝候補チームとの短期・高年俸を受け入れる準備があるようだが、本人は7~8年の範囲を考えているようだ。年齢と実績を考えれば、妥当なものだ。データ上でも衰えを示す兆しがでていない」
バーンズの代理人スコット・ボラスは、8年総額2億4500万ドル(約386億円)の契約を模索していると言われている。この総額は、マックス・フリード(8年2億1800万ドル=約327億円でニューヨーク・ヤンキースと契約)、ブレイク・スネル(5年1億8200万ドル=約287億円でロサンゼルス・ドジャースと契約)を超えるものだ。
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『Birds Watcher』が移籍先として挙げたのは、古巣オリオールズを始め、サンフランシスコ・ジャイアンツ、トロント・ブルージェイズ。続けて、給与削減を目指しているシカゴ・カブスは「やや不明だ」とし、さらに「可能性は少ないが」と前置きしたうえで、ボストン・レッドソックス、デトロイト・タイガース、アトランタ・ブレーブス、ニューヨーク・メッツを列挙した。
注目のバーンズ争奪戦の決着は、新年になるかもしれない。
「どの球団が最高額を用意するのだろうか。問題は、契約のニュースが届くまで待たなければいけないことだ。25年1月まで持ち越しとなっても不思議ではないだろう」
高額が予想される大物投手は、はたしてどの球団と契約を結ぶのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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