デトロイト・タイガースの前田健太が正念場に立たされている。
昨オフに2年契約でタイガースに加入した前田は、先発ローテーションの一角として2024年の開幕を迎えたが、17度の先発で2勝6敗、防御率7.42と数字を整えられずオールスター後にブルペンに転向。リリーフとして防御率3.86と持ち直してシーズンを終えている。
そんな前田にタイガース専門メディア『Detroit Jock City』が発破をかけた。
「24年にサイ・ヤング賞を受賞したタリク・スクーバルの後ろに本物の第2投手がいないチームにとって、ほかの先発投手の頑張りが必要だった。マエダはブルペンに回って調子を上げたが、1年目は大苦戦したと言っていい。しかし、フロントオフィスはマエダを諦めるつもりはなく、先発ローテーションで活躍する姿を見たいと考えている。スコット・ハリス編成総責任者はマエダについて、“先発のポジションを得るチャンスは十分にある”と語っている」
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24年のタイガースはプレーオフに出場し、ワイルドカード・シリーズでヒューストン・アストロズに勝利と大きなサプライズを提供。続く地区シリーズでクリーブランド・ガーディアンズに敗れたものの、躍進のシーズンを過ごした。
しかし、前田はワイルドカード・シリーズ、地区シリーズともに登録メンバー外。2年契約の2年目を迎える前田は、期する思いを持ってメジャー9年目に挑む。前田には同メディアも期待を寄せる。
「マエダは先発投手としてふさわしい結果を出せれば、来年以降、デトロイトか他球団と新たな契約を結べるかもしれない。その絶好のチャンスをマエダは手にしている」
構成●THE DIGEST編集部
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