MLBデトロイト・タイガースと先発投手タリク・スクーバルが現地１月９日、単年1015万ドル（約16億円）で契約合意したと、米大手スポーツ局『ESPN』のジェフ・パッサン記者らが報じた。同日は調停権を持つ所属選手の希望額提出期限で、スクーバルと球団は調停を回避した形だ。

【画像】BBWAA主催晩さん会に登場！ファンが歓喜したタキシードを着用した大谷翔平を特集！ 　2023年７月に左ひじの手術から復帰したスクーバルは、その年の９月に４勝、防御率0.90、奪三振率12.90で月間最優秀投手に選ばれると、サイ・ヤング（CY）賞の大穴候補として名前が挙がるなど、一躍注目を集めた。

　その期待通りのシーズンとなった2024年は18勝４敗、228奪三振、防御率2.39でア・リーグ投手三冠に輝き、満票でCY賞を受賞。この活躍を受け、265万ドル（約４億2000万円）だった年俸が今回の契約で約４倍に跳ね上がった。

　今後複数年契約を結ばない限りは、26年シーズン終了後にFAとなるスクーバル。自身の活躍、そしてチームの状況次第ではFAを待たずしてトレードでチームを離れる可能性も否定できない状況だ。

　昨季は再建チームとみなされながらも、８月以降に34勝17敗と快進撃を見せてポストシーズンに駒を進めたタイガース。その健闘が“まぐれ”でないことを証明し、球界屈指のエース左腕を引き留められるかにも注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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