ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が現地４月29日（日本時間30日）、本拠地で行なわれたマイアミ・マーリンズ戦の初回に初球先頭打者アーチを放ち、２回には今季８個目の盗塁を決めるなど15対２の大勝に貢献した。この試合で大谷は日本の人気アニメ曲で打席に入り、そのメロディーは米ファンの間で大きな話題となった。
【動画】選曲は真美子さん！ 大谷翔平が「ムーンライト伝説」で登場→初球を“お仕置き”した実際の映像

　この日は女性や、女性がスポーツやビジネス、カルチャーに与える影響を称える「ウィメンズ・ナイト」として開催。そのため選手の登場曲は夫人、パートナーが独自にチョイスした。大谷の妻・真美子さんが選曲したのは、日本の人気少女漫画『美少女戦士セーラームーン』のアニメ主題歌「ムーンライト伝説」。NHK-BSやABEMAの配信で試合をチェックした日本の野球ファンは聞き馴染みのあるイントロで打席に入る大谷の姿に話題沸騰だった。
  　この日のドジャースは打線がつながり、４番のテオスカー・ヘルナンデスは４安打４打点、８番のアンディ・パヘスは３安打（１本塁打）２打点を挙げるなど18安打と大爆発。大谷に５度も打席が回り、偉才がバッターボックスに向かうたびに「ムーンライト伝説」がドジャー・スタジアムに流れるとSNS上では『Sailor Moon』というワードに米ファンが反応。「これぞクールジャパン」「“Moonlight Densetsu”...この曲は永久に保存しておくべきだ」「アニメをもっと流せ」といったコメントが一気に溢れた。なかには、「Shohei Moon」「Moon Prism Power」「In the name of the moon, I shall punish you!!（月に代わって、お仕置きよ）」といったセーラームーンの決め台詞や関連ワードが上昇。大谷の入場曲に多くの関心が集まった。

　待望の第一子を出産したばかりの真美子さんセレクト曲で、大谷は今季最速となる打球速度114.1マイル（約183・6キロ）の７号ソロ本塁打を右翼席にかっ飛ばした。まさに伝説となる衝撃弾は日米ファンだけでなく、夫人の記憶にも深く刻まれたかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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