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「ヤマモトが投げればドジャースは負けない」僅差での投球が続く山本由伸、専門サイトは「PS最強投手への準備が進行中」と期待大

THE DIGEST編集部

2025.05.27

打線の援護に恵まれない展開が多い山本だが、ここまで5勝を挙げている。(C) Getty Images

打線の援護に恵まれない展開が多い山本だが、ここまで5勝を挙げている。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸は、今季開幕から現在まで10試合に先発しており、その内4登板で無失点投球を繰り広げている。前回登板の現地時間5月20日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦でも7イニングを無失点に抑え、メジャー自己最多となる110球の力投を展開。チームの4対3での勝利に貢献した。

【動画】ダイヤモンドバックス戦で好投した山本由伸の“特別ムービー”

 まさに毎試合のように好投を披露している山本だが、今季は打線の援護に恵まれておらず、先発としての役割を果たしながらも、勝ち星がつかない試合も少なくない。20日のダイヤモンドバックス戦でも7回途中までノーヒットを続けるも、試合は延長にもつれたため勝利投手にはなれなかった。

 それでも、エースとしての粘りはまさに特筆すべきものであり、改めて今季の頼もしいピッチングを称える声も上がっている。ドジャース専門サイト『Dodgers' Way』では現地5月25日に配信となった山本の特集記事の中でダイヤモンドバックス戦の快投を振り返りながら、そのパフォーマンスを「ポストシーズン最強投手への準備が着々と進行中」などと評している。

 同メディアは、前回のマウンドをはじめ、山本の登板時が僅差の試合展開が多いことで、緊張感が高まるポストシーズンでも本来の投球を行なうことができると主張。また打線には山本の援護を訴えており、「もっと早い段階で試合を優位に進めるべき」などと綴っている。

 さらに、昨年のポストシーズンの経験も強調し、「特にワールドシリーズでは著しく成長を見せた。パドレス相手に悪い立ち上がり(3イニングで失点)を見せた後、ヤンキースとの試合では6回1/3を1失点に抑えた」と振り返っている。

 加えて同メディアは、「ヤマモトはすでにあらゆる指標で野球界屈指の投手となっている。もしチームが彼を支える体制を整えることができれば、『ヤマモトが先発すればドジャースは負けない』という図式が現実味を帯びてくるかもしれない」として、今後の活躍に期待を込めた。

 防御率でもリーグトップを争う数字を残しており、故障者に悩まされるドジャース先発陣の大黒柱として奮闘を続けている山本。すでに先発が発表されている、現地時間5月26日のクリーブランド・ガーディアンズ戦で山本は連敗ストッパーとしての役割も託されマウンドに登る。好調を維持する背番号18に再び、多くの視線が注がれる。

構成●THE DIGEST編集部
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