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MLB

山本由伸が身体を張ったファインプレー披露も...直後に指揮官が感じた“異変”「股関節に少し違和感」。好投には絶賛惜しまず「間違いなくエースだ」

THE DIGEST編集部

2025.05.27

好フィールディングを披露した山本(中央上)。(C)Getty Images

好フィールディングを披露した山本(中央上)。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸は現地5月26日、敵地クリーブランド・ガーディアンズ戦に先発登板し、6回2失点のクオリティスタートを達成。ピンチを迎えたものの、好フィールディングでイニングを最少失点で乗り切る場面も見られた。この一幕がMLB公式サイトで紹介されている。

【動画】「野球IQ高すぎる」山本の華麗なフィールディング
 それは3回表、クリーブランド・ガーディアンズのウィル・ウィルソンが絶妙なバントを転がしたシーンだった。一塁手フレディ・フリーマンの横をすり抜けたボールに向かって猛然と駆け寄った山本は、そのまま一塁へ飛び込みながら直接タッチアウト。俊敏さと判断力、そして勝負への執念を体現したこのプレーは、間違いなく“MLB級”だった。

 このプレーを間近で見たフリーマンは「(山本が)日本でゴールデン・グラブ賞を獲ったと聞いた。間違いなくアスリートだ」と称賛。「彼(山本)は『もう二度とやらないよ』って僕に言ったんだ」とプレー後のやり取りを笑顔で振り返った。

 このプレーのおかげで無死満塁の最悪の事態は回避できたものの、1死二、三塁となおもピンチの山本は、次のスティーブン・クワンのショートゴロでこの試合初失点。4、5回はわずか17球で終えたものの、6回には24球を要し、微妙なバランスの崩れを感じさせた。

 デーブ・ロバーツ監督は試合後、「あのプレーで股関節に少し違和感を覚えたようだ」と説明。「(あのプレーの後は)調子が悪そうだった」と心配しつつも、「彼は大丈夫だったよ」と前向きに語った。

 それでも、エースの看板に偽りはない。この日、山本は6回を投げて被安打3、2失点、7奪三振の堂々たる内容を披露。打者16人から空振りを奪っており、そのうち10球が代名詞であるスプリッターだった。クワンのような高コンタクト率の打者から2度三振を奪うなど、MLBでも屈指の精密さと球威を証明した。

 連敗を止めた山本の好投と身体を張ったワンプレーに対して、試合後にロバーツ監督はこう言い切った。

「彼は間違いなく“我々のエース”だ」

構成●THE DIGEST編集部

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