ロサンゼルス・ドジャース専門メディア『Dodgers Way』が、今シーズン中にドジャースから退団する可能性が３選手を名指しした。

　前提にあるのは、投手陣に故障者が続出している点だ。同メディアは「７月31日のトレード期限が２か月後に迫るなか、先発とブルペンを補強したいドジャースは、すでに候補選手の情報をリサーチし始めている」とし、トレードの対価として既存選手の放出の可能性を指摘。次の３選手の名前を挙げた。

　ひとり目が24歳の逸材ダルトン・ラッシング捕手だ。「24年のトレード期限で、ギャレット・クローシェイ投手の獲得に動いたが、ドジャースはラッシングの提供を拒否した経緯がある。しかし、ブレイク・スネルや佐々木朗希の回復が順調ではない現状、ポストシーズンに向けて強力な投手の獲得は必須であり、状況次第ではトレード要員の切り札になる可能性がある」とした。

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  　２人目は「有力なトレード候補」と称した27歳のランドン・ナック投手。「防御率は5.22と振るわないが、５月だけを見ると4.35と改善の兆しがある。若くしてメジャー経験の多さも相手球団にとって好材料になるだろう」と予想している。

「安定した成績を残している」リリーバーの38歳、ルイス・ガルシア投手も有力候補のようだ。「2013年からメジャーに定着しているベテランは、依然としてゴロを打たせる能力が高い。離脱している多くのリリーフが復帰した際は、若手とのパッケージで放出される可能性が高い」と、去就を見通している。

　現時点で14人もの投手が負傷者リスト入りしているドジャースが、７月31日のトレード期限までに、どのような動きで先発ローテーションとブルペン陣を立て直すのか。

構成●THE DIGEST編集部

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