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MLB

大谷翔平は“守護神”になるべき⁉史上唯一200勝&150Sの名投手の見解は...「クローザーとして機能しない可能性がある」「最悪なのは...」

THE DIGEST編集部

2025.05.30

投手復帰が近づいている大谷。(C)Getty Images

投手復帰が近づいている大谷。(C)Getty Images

 実戦形式の投球練習を行なうなど、投手復帰が近づいている大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)。デーブ・ロバーツ監督からは先発起用を示唆する発言があり、ドジャースでの初マウンドはオールスター後になると見込まれている。

 一方、ドジャースは守護神タナー・スコットの不調、そしてリリーフ陣の怪我人多発によって、シンシナティ・レッズからアレクシス・ディアスを緊急補強するなど、先発陣と同等かそれ以上に救援陣が深刻な問題となっている。

 そんななか、MLBアナリストのベン・バーランダー氏は自身がホストを務めるポッドキャスト番組『Flippin' Bats with Ben Verlander』で大谷が先発、クローザー、どちらで復帰すべきかとの問題を提起。米野球殿堂入りを果たした名投手ジョン・スモルツ氏に質問をぶつけた。

【動画】大谷が投じたエグいツーシーム!
 先発からクローザー転向、そして先発に再転向と異色のキャリアを経て、2度の最多勝とセーブ王を獲得したほか、史上唯一の200勝&150セーブ(213勝、154セーブ)を果たしたスモルツ氏。「これがもし怪我ではなく、ただの休養だったならクローザーとして起用したくなるだろう」としつつも、怪我明けの大谷にはクローザー起用は難しいとの見方を示した。

「怪我から復帰したばかりのため、登板をコントロールする必要がある。(出場する)試合を指定しなければならないため、クローザーとして機能しない可能性がある。(登板スケジュールが)未知数なんだ」

 一方でスモルツ氏自身は、トミー・ジョン手術を経て復帰した当初、先発として出場していたものの、スターターを務めるには「ブランクが大きかった」ため、クローザー転向を選択。その翌年にはセーブ王に輝くなど成功を収めた。

 また、大谷のローテーション復帰について、「どのようにアドレナリンと球速を抑えるのか興味深い。復帰する選手にとって最悪なのはフルスロットルのような状態だ」とコメント。他方、クローザーとして高頻度で登板するのも間違いなくリスクがあると指摘している。

構成●THE DIGEST編集部

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