ロサンゼルス・クリッパーズは、今夏に大型補強を敢行しながら、開幕1か月半が経過した時点で5勝16敗(勝率23.8%)でウエスタン・カンファレンス14位。直近16試合で14敗を喫しており、序盤戦で最も期待を裏切ったチームのひとつとなっている。
タロン・ルーHC(ヘッドコーチ)率いるチームは、オフにスコアリングガードのブラッドリー・ビール、名司令塔のクリス・ポール、身体能力の高いビッグマンのジョン・コリンズ、シューター兼ブロッカーのブルック・ロペスなど、2枚看板のカワイ・レナードとジェームズ・ハーデンの周囲に強力な実力者を揃えた。
意気揚々と臨んだ今季だが、ビールは11月上旬に左股関節を負傷し、早々にシーズン終了が決定。さらに40歳のポールと37歳のロペスは衰えが目立ち、大きく数字を落としている。
新加入選手が故障や精彩を欠くなかで、ベテランのレナードとハーデンの負担が増加。加えて、若手の突き上げも少なく、厳しい戦いを強いられている。
しかし、元NBA選手のデマーカス・カズンズに言わせれば、クリッパーズの問題は選手ではなく、フロントにあるという。
かつてクリッパーズでもプレー経験があるカズンズは、『FanDuel TV』の番組『Run It Back』で、古巣について次のように語った。
「関わっている人物を考えてみろ。コーチはチャンピオンだ。フランチャイズの中心選手もチャンピオンだ。そして、この状況の中で、一度もどのポジションでも勝利や優勝をもたらしたことがないのに、チームを毎年作り替えては悪くしている人物がいる。
それがローレンス・フランクだ。彼が決定権を持ちながら、裏側からコーチングしようとしたり、そうした場面で手を隠したりしているんだ。もう何シーズン同じことを続ければ、彼こそが問題だと気づくんだ?“彼以上に責任がある人間はいない” という話だ」
カズンズが“戦犯”に挙げたフランクは2017年からクリッパーズの球団社長を務めており、昨季までの8年間でチームは通算373勝263敗(勝率58.6%)を記録し、プレーオフにも6回出場。フランク自身は、レナードとポール・ジョージ(現フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)の獲得に成功した19-20シーズンに最優秀エグゼクティブ賞を受賞している。
その一方で、19年のジョージ獲得の際には、のちにリーグを代表するスター選手となるシェイ・ギルジャス・アレキサンダーと、複数のドラフト指名権をオクラホマシティ・サンダーに放出した。
カズンズは続ける。
「彼がトップにいなければ、いろいろ変わっていたはずだ。今シーズンも、うまくいっていないことを改めて示している。もう潮時だと思うよ。ジェームズ・ハーデンやカワイ・レナードのようなスターには気の毒だ。彼らはリーグに入ってからずっと勝ち続けてきた“勝者”だし、それなのにキャリア後半でこんな状況に置かれてしまっている。だからこそ、このケースではローレンス・フランクを無視することはできない」
レナード加入後は毎年のように上位進出を期待されながら、過去3年はプレーオフ1回戦負けが続いているクリッパーズ。チームに新たな“変化”が求められているのは間違いないだろう。
構成●ダンクシュート編集部
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意気揚々と臨んだ今季だが、ビールは11月上旬に左股関節を負傷し、早々にシーズン終了が決定。さらに40歳のポールと37歳のロペスは衰えが目立ち、大きく数字を落としている。
新加入選手が故障や精彩を欠くなかで、ベテランのレナードとハーデンの負担が増加。加えて、若手の突き上げも少なく、厳しい戦いを強いられている。
しかし、元NBA選手のデマーカス・カズンズに言わせれば、クリッパーズの問題は選手ではなく、フロントにあるという。
かつてクリッパーズでもプレー経験があるカズンズは、『FanDuel TV』の番組『Run It Back』で、古巣について次のように語った。
「関わっている人物を考えてみろ。コーチはチャンピオンだ。フランチャイズの中心選手もチャンピオンだ。そして、この状況の中で、一度もどのポジションでも勝利や優勝をもたらしたことがないのに、チームを毎年作り替えては悪くしている人物がいる。
それがローレンス・フランクだ。彼が決定権を持ちながら、裏側からコーチングしようとしたり、そうした場面で手を隠したりしているんだ。もう何シーズン同じことを続ければ、彼こそが問題だと気づくんだ?“彼以上に責任がある人間はいない” という話だ」
カズンズが“戦犯”に挙げたフランクは2017年からクリッパーズの球団社長を務めており、昨季までの8年間でチームは通算373勝263敗(勝率58.6%)を記録し、プレーオフにも6回出場。フランク自身は、レナードとポール・ジョージ(現フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)の獲得に成功した19-20シーズンに最優秀エグゼクティブ賞を受賞している。
その一方で、19年のジョージ獲得の際には、のちにリーグを代表するスター選手となるシェイ・ギルジャス・アレキサンダーと、複数のドラフト指名権をオクラホマシティ・サンダーに放出した。
カズンズは続ける。
「彼がトップにいなければ、いろいろ変わっていたはずだ。今シーズンも、うまくいっていないことを改めて示している。もう潮時だと思うよ。ジェームズ・ハーデンやカワイ・レナードのようなスターには気の毒だ。彼らはリーグに入ってからずっと勝ち続けてきた“勝者”だし、それなのにキャリア後半でこんな状況に置かれてしまっている。だからこそ、このケースではローレンス・フランクを無視することはできない」
レナード加入後は毎年のように上位進出を期待されながら、過去3年はプレーオフ1回戦負けが続いているクリッパーズ。チームに新たな“変化”が求められているのは間違いないだろう。
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