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NBA

「彼のシュートは必ず入ると確信している」劇的ブザービーターを決めた八村塁を、レイカーズ指揮官が称賛<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.12.06

決勝弾を決めた八村をレディックHCが称賛した。(C)Getty Images

決勝弾を決めた八村をレディックHCが称賛した。(C)Getty Images

 現地時間12月4日(日本時間5日)、ロサンゼルス・レイカーズは敵地スコシアバンク・アリーナでトロント・ラプターズと対戦。123-120で接戦を制し、今季成績をウエスタン・カンファレンス2位の16勝5敗(勝率76.2%)とした。

 この試合、レイカーズはルカ・ドンチッチが妻の出産に立ち会うため、スロベニアに帰国している関係で欠場。エース不在のなか、オースティン・リーブスがゲームハイの44得点とオフェンスを力強く牽引するも、チームは最大13点リードを後半に追いつかれ、第4クォーター残り30秒を切って120-120と同点の展開となっていた。

 そんな状況下で、勝負を決めたのは八村塁だった。レイカーズのラストポゼッション、左コーナーでレブロン・ジェームズのパスを受けた背番号28は、ブランドン・イングラム越しに迷いなく3ポイントを放つ。綺麗な弧を描いたショットは試合終了のブザーとともにネットを揺らし、キャリア初のゲームウィナーでチームに勝利をもたらした。

 試合後の会見で、レイカーズを率いるJJ・レディックHC(ヘッドコーチ)は、劇的な決勝ブザービーターを決めた八村について、こう称賛した。
 
「2023-24シーズン、彼はキャリアハイの3ポイント成功率(実際はキャリア2番目/当時)を記録していたが、これは彼のキャリア全体から見れば“異常値”だった。40%を大きく上回っていたからね。彼が真のレーザー(エリートシューターのこと)かどうか、疑問視する声もあった。

 だが、彼が真のレーザーであることに我々が気づくのに、そう時間はかからなかった。正しく足をセットし、しっかりと地面を踏みしめて放てば、彼のシュートは必ず入ると確信しているよ」

 レディックが言うように、2023-24シーズンの八村は3ポイント成功率42.2%と好調だったが、前年は31.9%に沈んでいただけに、指揮官としては“確変”と感じていたのだろう。

 ところがそこから、八村は今季を含め3シーズン連続で4割超え、今季に至っては自己ベストの46.8%をマークしている。

 選手時代の通算3ポイント成功率が41.5%、2015-16シーズンにはリーグ1位の47.5%、通算成功数も歴代23位の1950本を決めた名シューターだったレディックから信頼を獲得し、「必ず入ると確信している」とまで称賛されたことは、八村にとって大きな自信となったに違いない。

構成●ダンクシュート編集部

【画像】名門レイカーズでレブロン、ドンチッチと共演!NBAのスーパースターたちと渡り合う八村塁を特集!
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