ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは、長年のキャリアで数々の偉業を成し遂げてきた。2003年に高校から直接NBA入りした“選ばれし者”は、これまでクリーブランド・キャバリアーズ、マイアミ・ヒート、レイカーズの3チームに在籍。
今季でリーグ史上最長となる23年目を迎え、通算出場試合数は歴代2位の1569試合。歴代1位の4万2297得点をはじめ、同4位の1万1637アシスト、同25位の1万1764リバウンド、リーグ優勝4回、シーズン&ファイナルMVP各4回、オールスターMVP3回、五輪金メダル3回など、獲得したタイトルは枚挙に暇がない。
今月30日に41歳を迎えるスーパースターは、引退後の殿堂入りが確実視されているが、“キャリアで最も充実していた”シーズンはいつなのか。本人が選んだのは、意外にもタイトルを逃したシーズンだった。
自身のポッドキャスト『Mind the Game』で、レブロンは「バスケットボール選手として最も完成されていたと感じたシーズン」だったと、キャバリアーズ時代の2017-18シーズンをチョイス。この年、キャブズはNBAファイナルまで進出したものの、前年王者のゴールデンステイト・ウォリアーズにスウィープ負け(4連敗)を喫していた。
レブロンは当時の心境と自身の状態について次のように語った。
「コート上で何もミスを犯さないような感覚だった。オフェンス面でも、ディフェンス面でも、自分のゲームに欠点を感じなかったんだ。コートに立つたびに、自分がやりたいことは何でもできると感じていた。
ディフェンス面ではすべて(全ポジション)を守ることができた。今でもそのような感覚はあるけど、2017-18シーズンは、それがさらに別次元のレベルだった。チームの構成を含めてね。あのシーズンこそが、おそらく自分の最も完成されたシーズンだったと感じている。その年は82試合すべてに出場したと思う。プレーオフを含めると100試合以上プレーした。そのシーズンは1試合も欠場しなかった。色々な要素が重なっていたんだ」
この年のレブロンはレギュラーシーズン全82試合に出場し、リーグ1位の平均36.9分のプレータイムで同3位の27.5点、同15位の8.6リバウンド、同2位の9.1アシストを記録。プレーオフでも全22試合に出場し、平均41.9分で34.0点、9.1リバウンド、9.0アシストという圧巻のスタッツを残し、チームを4年連続のファイナル進出に導いた。
なお、シーズン別の個人成績を見ると、レブロンの得点のキャリアハイは05-06シーズンに残した31.4点(リーグ3位)、リバウンドは16-17シーズンと17-18シーズンの8.6本(同17位/同15位)、アシストは19-20シーズンの10.2本(同1位)となっている。
一般的に20代中盤~後半がNBA選手のピークと言われるなかで、17-18シーズンのレブロンは33歳、キャリア15年目だった。この事実こそ、彼がNBAの“キング”であり続けている証と言える。
構成●ダンクシュート編集部
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今季でリーグ史上最長となる23年目を迎え、通算出場試合数は歴代2位の1569試合。歴代1位の4万2297得点をはじめ、同4位の1万1637アシスト、同25位の1万1764リバウンド、リーグ優勝4回、シーズン&ファイナルMVP各4回、オールスターMVP3回、五輪金メダル3回など、獲得したタイトルは枚挙に暇がない。
今月30日に41歳を迎えるスーパースターは、引退後の殿堂入りが確実視されているが、“キャリアで最も充実していた”シーズンはいつなのか。本人が選んだのは、意外にもタイトルを逃したシーズンだった。
自身のポッドキャスト『Mind the Game』で、レブロンは「バスケットボール選手として最も完成されていたと感じたシーズン」だったと、キャバリアーズ時代の2017-18シーズンをチョイス。この年、キャブズはNBAファイナルまで進出したものの、前年王者のゴールデンステイト・ウォリアーズにスウィープ負け(4連敗)を喫していた。
レブロンは当時の心境と自身の状態について次のように語った。
「コート上で何もミスを犯さないような感覚だった。オフェンス面でも、ディフェンス面でも、自分のゲームに欠点を感じなかったんだ。コートに立つたびに、自分がやりたいことは何でもできると感じていた。
ディフェンス面ではすべて(全ポジション)を守ることができた。今でもそのような感覚はあるけど、2017-18シーズンは、それがさらに別次元のレベルだった。チームの構成を含めてね。あのシーズンこそが、おそらく自分の最も完成されたシーズンだったと感じている。その年は82試合すべてに出場したと思う。プレーオフを含めると100試合以上プレーした。そのシーズンは1試合も欠場しなかった。色々な要素が重なっていたんだ」
この年のレブロンはレギュラーシーズン全82試合に出場し、リーグ1位の平均36.9分のプレータイムで同3位の27.5点、同15位の8.6リバウンド、同2位の9.1アシストを記録。プレーオフでも全22試合に出場し、平均41.9分で34.0点、9.1リバウンド、9.0アシストという圧巻のスタッツを残し、チームを4年連続のファイナル進出に導いた。
なお、シーズン別の個人成績を見ると、レブロンの得点のキャリアハイは05-06シーズンに残した31.4点(リーグ3位)、リバウンドは16-17シーズンと17-18シーズンの8.6本(同17位/同15位)、アシストは19-20シーズンの10.2本(同1位)となっている。
一般的に20代中盤~後半がNBA選手のピークと言われるなかで、17-18シーズンのレブロンは33歳、キャリア15年目だった。この事実こそ、彼がNBAの“キング”であり続けている証と言える。
構成●ダンクシュート編集部
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