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NBA

「何が勝敗を分けたか、正確にはわからない」NBAカップ準決勝でスパーズに敗れ、サンダー指揮官が反省「今夜は相手に圧倒された」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.12.15

NBAカップ準決勝、サンダーは惜しくもスパーズに敗れた。(C)Getty Images

NBAカップ準決勝、サンダーは惜しくもスパーズに敗れた。(C)Getty Images

 現地時間12月13日(日本時間14日、日付は以下同)、オクラホマシティ・サンダーはネバダ州ラスベガスにあるTモバイル・アリーナでサンアントニオ・スパーズとの『エミレーツNBAカップ2025』準決勝へ臨むも109-111で惜敗し、11月7日から続いていた連勝が16でストップした。

 試合時間48分間のうち、サンダーは30分40秒間でリードを保持。第1クォーターを11点リード(31-20)で終え、第2クォーター残り3分53秒の時点でこの日最大の16点差をつけていた。

 だが、マーク・ダグノーHC(ヘッドコーチ)はこの試合をこう総括していた。

「我々はまずまずのスタートを切ったが、最後の3クォーターは相手がモノにした。今夜は相手に圧倒された。接戦だったが、相手は我々を圧倒していた。勝利にふさわしいのは彼らだった。

 いったい何が勝敗を分けたのか、正確にはわからない。しかし、48分間のうち大部分で、我々は相手に圧倒されていたと思う。こういう状況で試合に勝つ、あるいは少なくとも試合をコントロールするのは難しい」

 サンダーにとって厄介だったのは、ヴィクター・ウェンバンヤマの存在だろう。左ふくらはぎ負傷のため12戦連続で欠場していた224㎝のビッグマンは、約1か月ぶりにコートへ復帰したが、ベンチスタートとなり第2クォーターから出場。
 
 約3分半をプレーして一度ベンチに下がると、16点差をつけられた残り約4分で再びコートイン。そこからリバウンドやブロックショットを決めたほか、前半残り14.3秒に3点差へ縮める3ポイントを放り込み、試合状況を一変させた。

 スパーズは第2クォーターから第4クォーターまで、いずれもサンダーを上回る得点を記録。スパーズの1点リードで迎えた最終クォーターで、両チームはリードが入れ替わるシーソーゲームを演じるも、ウェンバンヤマが15得点を奪うなど攻守両面で“ディファレンス・メーカー”となってサンダーの前に立ちはだかった。

 20分39秒の出場で22得点、9リバウンド、2アシスト、1スティール、2ブロックを記録したウェンバンヤマのインパクトが絶大だったことは、疑いようのない事実。

 ただ、スパーズは大黒柱不在の12試合で9勝3敗と大きく勝ち越し、チーム力も確実に増していた。サンダー戦ではデビン・ヴァセルが23得点、5リバウンド、4アシスト、ディアロン・フォックスが22得点、4アシスト、2スティール、ステフォン・キャッスルが22得点、6リバウンドと、計4選手が20得点以上を奪ってみせた。

 タレントが揃うスパーズは、サンダーが連覇を狙う上で大きな障壁になるだろう。はたしてダグノーHCは、今回の敗戦を糧に対抗策を見出すことができるのだろうか。

文●秋山裕之(フリーライター)

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