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NBA

ヤニスがNBAの“不文律”を破り乱闘発生。本人は「チームが目覚めるならそれでいい」「命懸けで戦ってる」と意図を説明<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2025.12.28

ヤニスが不文律を破ったことで、バックスーブルズ間で乱闘が発生した。(C)Getty Images

ヤニスが不文律を破ったことで、バックスーブルズ間で乱闘が発生した。(C)Getty Images

 現地時間12月27日(日本時間28日、日付は以下同)、ミルウォーキー・バックスは敵意ユナイテッド・センターでシカゴ・ブルズと対戦し、112-103で勝利を収めた。

 この日、バックスは右ふくらはぎのケガで戦列を離れていたヤニス・アデトクンボが9試合ぶりにカムバック。頼れるエースは復帰初戦でいきなり29得点を奪い、12月に入って3勝7敗と波に乗れていないチームを勝利に導いた。

 ただこの一戦のラストに“事件”が起きた。110-103で迎えた第4クォーター残り数秒、ケビン・ハーターが3ポイントを外しヤニスがリバウンドを手にした時点で、バックスの勝利が確定。こういった状況では、勝っている側は負けている側に敬意を示し、これ以上無意味に得点せず、ボールキープしながら試合終了のブザーを待つのがNBAの“不文律”だ。

 ところが、ヤニスはドリブルしながらリングに向かうと、スラムダンク・コンテストさながらの豪快なウインドミルをお見舞い。この敬意を欠く行為にベテランのニコラ・ヴュチェビッチをはじめ、ブルズの選手たちが怒るのは当然のことで、ヤニスに詰め寄り抗議したのち、両軍入り乱れての乱闘が発生した。

 なぜヤニスは不文律を破ってでも、最後にダンクを試みたのか。その背景には、不甲斐ないチームを発奮させる意味があったことを、試合後のインタビューで明かしている。
 
「俺たちは今、イースタン・カンファレンスで11位?12位か?自分たちのアイデンティティを見つけ続けるしかない。それが試合終盤に少し荒っぽいプレーをすることなら、それでいい。俺たちは王者じゃないんだ。なぜ時計が止まっていないのに、フェアプレーで敬意を示す必要がある?今まさに命懸けで戦ってるんだ。

 正直なところ、俺は13年リーグにいるが、このまま負け続けたら、おそらくチームの半分は(トレードで)ここからいなくなるだろう。(11位では)プレーオフには行けない。(相手への敬意なんて)正直どうでもいいんだ。結局のところ、俺はただ健康で、プレー可能で、チームが勝つ手助けができればいい。

 そして、全員が目覚めて理解するためにそれが必要なことなら――俺たちが命懸けで戦っていること、手を汚さなきゃいけないことを理解するために必要なことなら――それでいいんだ」

 バックスは現在13勝19敗(勝率40.6%)でイースト11位と、期待を裏切り大きく低迷している。はたして、ヤニスが不文律を破ってでも飛ばした檄は、チーム浮上のきっかけとなるのだろうか。

構成●ダンクシュート編集部

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