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NBA

怪物ウェンバンヤマが自己最多38得点!スパーズがサンズに連勝、渡邊雄太は開幕からの3ポイント成功が4試合でストップ<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.11.03

224cmの高さとスキルを遺憾なく発揮したウェンバンヤマの活躍で、スパーズがサンズから連勝を飾った。(C)Getty Images

224cmの高さとスキルを遺憾なく発揮したウェンバンヤマの活躍で、スパーズがサンズから連勝を飾った。(C)Getty Images

 現地時間11月2日、アリゾナ州フェニックスのフットプリント・センターでサンアントニオ・スパーズとフェニックス・サンズが対戦。ドラフト1位の大型新人ヴィクター・ウェンバンヤマが38得点をあげる活躍で、スパーズが132-121で勝利を収めた。サンズの渡邊雄太は3得点、4リバウンド、1アシストを記録した。

 サンズにとっては試合の大半をリードしながら残り1.2秒に逆転負けを喫した2日前のリベンジマッチ。しかし、その目論見は序盤から崩された。

 ティップオフからスパーズがデビン・ヴァッセルの長距離砲、ウェンバンヤマのダンクなどで13連続得点。サンズもケビン・デュラントの個人技などで対抗するも、第1クォーターを終えて39-20とスパーズが大量リードを奪う。

 第2クォーター、サンズは開始早々に速攻から渡邊がダンクを叩き込むも、その後はなかなか差が詰まらず。前半終了間際にはウェンバンヤマが2本連続で3ポイントを沈めるなど、このクォーターだけで13得点をあげて75-55の20点差で折り返した。

 迎えた後半、サンズは開幕戦以来4試合ぶりの出場となったデビン・ブッカーを中心に反撃を見せる。第3クォーターを14点差で終えると、第4クォーターは開始から27-13のランで残り4分21秒に116-116と試合を振り出しに戻した。
 
 しかし、ここから224cmの大型ルーキーが怪物の実力を発揮する。フリースロー3本とダンクで立て続けに5点を連取すると、3ポイント、ミドルジャンパーも決めて終盤の約2分半で10得点。勝利を決定づける12-0のランを牽引し、スパーズが優勝候補から敵地で2連勝を飾った。

 ウェンバンヤマはデビュー5戦目で自己最多となる38得点(フィールドゴール15/26、3ポイント3/6、フリースロー5/6)に加え、10リバウンド、2ブロックのハイパフォーマンスを披露。そのほかザック・コリンズが19得点、ヴァッセルが前半のみの出場で17得点、チーム全体では37アシストを記録して今季成績を3勝2敗とした。

 一方、ホームで連敗を喫したサンズは復帰戦のブッカーが31得点、9リバウンド、13アシスト、デュラントが28得点、6リバウンド、2ブロックと主軸が奮闘。グレイソン・アレンが16得点、控えのケイタ・ベイツ・ジョップとドリュー・ユーバンクスが各13得点と攻撃面は及第点ながら、序盤の大量失点とウェンバンヤマの爆発に泣かされた。

 今季最長となる26分1秒のプレータイムを得た渡邊は、3得点(フィールドゴール1/5、3ポイント0/4、フリースロー1/2)、4リバウンド、1アシストの成績。後半はスタートから起用されるなど指揮官の信頼をうかがわせたが、第4クォーターの勝負所で回ってきた2度の3ポイント機会はいずれもリングに嫌われるなど、この日は当たりがこず。開幕からの3ポイント連続成功は4試合で途切れ、ベンチに下がった際にはタオルを投げつけて苛立ちを露わにするシーンも見られた。

 2勝3敗となったサンズは今後、遠征に出てイースタン・カンファレンスの3チームと対戦。4日(日本時間5日)にフィラデルフィア・76ers、5日(同6日)にデトロイト・ピストンズ、8日(同9日)にシカゴ・ブルズと相まみえる。

構成●ダンクシュート編集部

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