専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
NBA

6連敗から2連勝を飾った新生クリッパーズ。ベンチスタートを受け入れたウエストブルックは「試合で勝つため。それがすべてだ」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.11.22

ハーデン加入後に控えに回ったウエストブルック。スパーズ戦では10得点、6アシストをあげて勝利に貢献した。(C)Getty Images

ハーデン加入後に控えに回ったウエストブルック。スパーズ戦では10得点、6アシストをあげて勝利に貢献した。(C)Getty Images

 現地時間11月20日、ロサンゼルス・クリッパーズは、敵地フロストバンク・センターでサンアントニオ・スパーズを124-99で下し、今季2度目の連勝を飾った。

 6連敗から2連勝と、息を吹き返しつつあるクリッパーズは、ポール・ジョージがゲームハイの28得点に5リバウンド、6アシスト、カワイ・レナードが21得点、4リバウンド、3アシスト、ジェームズ・ハーデンが13得点、10アシスト、イビツァ・ズバッツが8得点、11リバウンドを記録。

 さらにはベンチから新加入のダニエル・タイスが19得点、7リバウンド、ノーマン・パウエルが19得点、5リバウンド、2スティールをマークし、今季成績をウエスタン・カンファレンス11位の5勝7敗(勝率41.7%)とした。

 この日のハーデンはフィールドゴール成功率33.3%(4/12)、3ポイント成功率25.0%(2/8)とシュートタッチにこそ苦しむも、今季初のターンオーバー0とチームオフェンスを円滑に進行させた。
 
「繰り返しやっていくことで、俺たちはさらに快適にプレーできるさ。チームのみんながフロアのどこにいるかを把握することで、どこからアタックできるかが見えてくる」と、ハーデンは自信をのぞかせる。

 クリッパーズの今季オフェンシブ・レーティングは113.2(リーグ12位)で、直近2試合では114.4まで上昇。さらに、ディフェンシブ・レーティングは109.9(同7位)から直近2試合は100.0でリーグトップと、スモールサンプルながらチーム状況は着実に好転している。

 そうしたなか、ここ2戦でベンチスタートとなったラッセル・ウエストブルックは、平均21.4分のプレータイムで9.0点、2.5リバウンド、4.0アシストにフィールドゴール成功率30.0%、3ポイント成功率28.6%と元気がない。

 スターターとして出場していた10試合では平均30.7分のプレータイムで14.0点、7.0リバウンド、5.7アシストにフィールドゴール成功率46.5%、3ポイント成功率31.3%を残していただけに、全般的にスタッツは下降している。

 それでもスパーズ戦後、35歳のベテランガードは「とにかくコートへ出て、チームにとってベストなことであれば何でもやっていく。試合で勝つためにやっている。それがすべてだ」とチームファーストの姿勢を示した。
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号