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NBA

苦戦が続くレイカーズ。40試合を終えて19勝21敗は昨季とまったく同じ成績も、チーム状態は真逆?<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.01.15

昨季とまったく同じ成績のレイカーズだが、チーム状態は真逆と言える。(C)Getty Images

昨季とまったく同じ成績のレイカーズだが、チーム状態は真逆と言える。(C)Getty Images

 現地時間1月13日(日本時間14日、日付は以下同)、ロサンゼルス・レイカーズは敵地デルタ・センターでユタ・ジャズと対戦するも、125-132で敗れた。

 この試合、レイカーズは左ふくらはぎの故障で欠場が続いていた八村塁が6試合ぶりに復帰し、ベンチから17得点と躍動。しかし大黒柱レブロン・ジェームズが左足首の負傷で欠場したのが響き、第3クォーター中盤に試合をひっくり返されて痛い逆転負けを喫してしまった。

 チームの2枚看板の1人であるアンソニー・デイビスは、15得点に15リバウンド、11アシストをマークしキャリア2度目となるトリプルダブルを6シーズンぶりに達成。だがフィールドゴール5/21(成功率23.8%)とショットが不発で、勝負の第4クォーターは無得点と沈黙するなど、相棒レブロンの不在を救うプレーができたとは言い難い内容だった。

 試合後「僕のせいだ。今夜は自分の仕事ができなかった」と肩を落としたデイビス。これで今季は40試合を終えてウエスタン・カンファレンス11位の19勝21敗(勝率47.5%)となったが、実はこの成績、昨季の40試合終了時点とまったく同じなのだ。
 
 昨季はここから1月末に八村を、2月のトレード・デッドラインではディアンジェロ・ラッセルらを獲得するなど徐々にロスターを整え、レギュラーシーズンは43勝39敗(勝率52.4%)でフィニッシュ。プレーインを制して第7シードを手にすると、最終的にカンファレンス決勝まで勝ち上がった。

 それを考えれば、今季もここからの巻き返しが十分に期待できる……と言いたいところだが、昨季とは状況が大きく異なる。

 まず、昨季は開幕2勝10敗と最悪のスタートを切ったなかで、少しずつ調子を上げた末の19勝目到達だった点。また、昨季の同じ時点ではレブロンが31試合、デイビスは25試合の出場と、2大スターが多くのゲームを休んでいたことが低迷の理由となっていた点だ。

 今季を見てみると、直近15試合で4勝11敗と停滞気味。さらにここまでレブロンが36試合、デイビスが38試合と、十分にプレーした上でこの成績にとどまっている。2人以外に故障者が相次いでいるのは不運だが、昨季と比べてポジティブな要素が少ないのは間違いない。

 この状況を打破するために、噂となっている八村やラッセルを駒としたトレードは実現するのか。名門のシーズン後半戦に要注目だ。

構成●ダンクシュート編集部

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