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NBA

「同じことをする2人がいたら、上手くいかない」“ボール支配型”のドンチッチ&アービングのデュオにシャックが厳しい声<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.02.09

結成2年目を迎えたドンチッチとアービングはリーグ屈指のオフェンシブガードだが、2人ともボールを長く持つタイプでもある。(C)Getty Images

結成2年目を迎えたドンチッチとアービングはリーグ屈指のオフェンシブガードだが、2人ともボールを長く持つタイプでもある。(C)Getty Images

 ダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチとカイリー・アービングは、現代NBAを代表するスコアリングデュオだ。昨年2月のコンビ結成時から共存に関する問題点を指摘されてきたが、殿堂入りセンターのシャキール・オニール(シャック)は「上手くいかない」との見解を述べている。

 2018年のドラフト全体3位指名でNBA入りしたドンチッチは、ルーキーイヤーからマブズのエース兼司令塔役を担い、2019-20シーズンから4年連続でオールNBA1stチーム選出&オールスター出場。6年目の今季もここまで43試合に出場して平均34.5点、8.8リバウンド、9.4アシスト、3ポイント成功率37.4%を記録している。

 一方、昨季途中にトレードで加入したアービングは、NBA13年目を迎えたベテランガード。クリーブランド・キャバリアーズ時代の16年には、レブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)とともにリーグ優勝を経験し、その後はボストン・セルティックス、ブルックリン・ネッツと渡り歩き、マブズに辿り着いた。

 ケガやコート外の問題も多いが、その実力は一級品で、今季は右手親指捻挫や両足のケガで22試合を欠場しながらも平均25.5点、5.0リバウンド、5.5アシスト、3ポイント成功率42.4%をマークしている。
 
 ドンチッチとアービングの共存を疑問視する声は、アービングが加入した当初から上がっていた。アービングはよりシューター色が強く、シューティングガードに近いが、ともにボール支配型のスコアリングガード。今季は2人が一緒にプレーした試合は14勝10敗という微妙な成績だ。

 シャックは『NBA on TNT』の番組『Inside the NBA』に出演した際、シカゴ・ブルズ時代のマイケル・ジョーダンとスコッティ・ピッペン、ロサンゼルス・レイカーズ時代のコビー・ブライアントと自身、マイアミ・ヒート時代のレブロンとドゥエイン・ウェイドをスーパースターのデュオコンビの成功例として挙げながら、自身の見解を述べている。

「歴史に名を残す偉大なワンツーパンチ(デュオ)に目を向けると、みんなお互いに影響し合っている。ジョーダンがボールを持ち、スコッティがそれをサポートする。コビーは自分ができることをやりつつ、俺にもパスを出していた。お互いに助け合っていたんだ。

 俺が思うに、この2人(ドンチッチとアービング)は同じ(タイプの)選手だ。どちらもボールを持たないといけなくて、9秒、10秒、11秒と足元でドリブルして、『お前の番だ、俺の番だ』と言うんだ。それでは勝てない。どちらかがボールを持たなくてもプレーする方法を学ばないといけない。同じことをする2人がいたら、上手くいかないと思う」
 
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