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NBA

八村塁の先発入りでレイカーズが復調した理由は“超攻撃的布陣の完成”。ハムHCも「彼ら全員を守ることはできない」と手応え<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.03.27

八村の先発入りでオフェンスが高火力になったことで、相手ディフェンスの的が絞れなくなったことがチーム好調の要因だとハムHCは説明した。(C)Getty Images

八村の先発入りでオフェンスが高火力になったことで、相手ディフェンスの的が絞れなくなったことがチーム好調の要因だとハムHCは説明した。(C)Getty Images

 現地時間3月24日(日本時間25日)、ロサンゼルス・レイカーズは本拠地クリプトドットコム・アリーナでインディアナ・ペイサーズと対戦。150-145でハイスコアゲームを制し3連勝、今季成績を39勝32敗(勝率54.9%)とした。

 この試合、“日本の至宝”八村塁はスターターとして出場し、30分23秒のプレータイムで9得点(フィールドゴール4/8、3ポイント1/4)、5リバウンド、1アシスト、1ブロックをマーク。これで21試合連続の先発出場となっており、NBA屈指の名門球団でスタメンの座を確立したと言っていいだろう。

 今季の八村は57試合に出場し、平均25.8分のプレータイムで12.7点、フィールドゴール成功率52.8%、3ポイント成功率40.8%を記録しているが、先発した直近21試合に限ると平均14.9点、フィールドゴール成功率57.7%、3ポイント成功率42.1%とオフェンス面のスタッツが上昇。その間、チームも14勝7敗(勝率66.7%)と調子を上げている。

 では、八村のスタメン固定によってチームが上手く機能している理由はどこにあるのか。就任2年目のダービン・ハムHC(ヘッドコーチ)は、ペイサーズ戦前の会見でその理由をこう説明している。
 
「レブロン(ジェームズ)とAD(アンソニー・デイビス)がオフェンス面で注目を集めるなか、ルイはキャッチ&シュート、ドリブルからのプレー、そしてポストからのアイソレーション、そのすべてができる。通常、対戦するチームのスターティングラインナップが全員ディフェンダーということはないだろう。ハイレベルなディフェンダーが2、3人いたとして、誰にフォーカスするかを選ばなければならない。

 殿堂入り候補の2人(レブロンとAD)、オールスターのDLo(ディアンジェロ・ラッセル)、ハイレベルなAR(オースティン・リーブス)とルイ。好ディフェンダーがいても、全員を守ることはできない。だから、ルイは他の先発が注目されることで多くの利を得ているし、そのアドバンテージを上手く利用しているんだ」

 レブロン、デイビス、ラッセル、リーブス、そして八村。全員が優れたオフェンス力を誇るプレーヤーであり、彼らをスタメン起用することでディフェンスが的を絞れなくなったところを、八村が上手くプレーしているのだとハムHCは語った。

 実際にレイカーズは、この5人を先発に並べた17試合で12勝5敗(勝率70.6%)と高勝率を誇っている。シーズン最終盤、この超高火力スターターでひとつでも多く白星を増やし、順位を上げていきたいところだ。

構成●ダンクシュート編集部

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