現地時間9月12日(日本時間13日)、米メディア『DLLS Sports』がポッドキャスト番組『DLLS Mavs Podcast』の最新エピソードに、ダラス・マーベリックスのレジェンド、ダーク・ノビツキーが出演した。
ドイツ出身でマブズ一筋21シーズン(1998~2019)をプレーしたノビツキーは、2011年にチームをフランチャイズ史上初のリーグ制覇に導き、ファイナルMVPにも選出されたスーパースター。
レギュラーシーズン通算1522試合、5万1368分出場はいずれもNBA歴代4位で、3万1560得点は外国籍出身選手として歴代トップ(同6位)。そのほか、通算1万1489リバウンド、1281ブロック、フィールドゴール成功1万1169本、3ポイント成功1982本、フリースロー成功7240本など数多くの球団最多記録を保持している。
マブズで現在エースを務めているのは、2018年にスロベニアからやって来たオールラウンダーのルカ・ドンチッチ。デビューから順調に成長を続け、2020年から5年連続でオールスター入り。さらに昨季まで5年連続でオールNBA1stチームに名を連ねている。
昨季のドンチッチは平均33.9点(総得点は2370)をあげ、キャリア初の得点王に輝いた。この平均得点、総得点をはじめ、平均アシスト(9.8)、3ポイント成功数(284)、トリプルダブル(21回)で、マブズのシーズン最多記録を塗り替えている。
25歳の若き大黒柱に導かれたマブズは、プレーオフでウエストを勝ち上がり、13年ぶり3度目のファイナルへ進出。最終決戦ではボストン・セルティックスに1勝4敗で敗退したものの、リーグ制覇の期待は高まっている。
番組内でノビツキーはドンチッチについて「彼は自分のやるべきことを続けていくことだ。時にはがっかりすることもあるだろうけど、その経験がモチベーションになって、ハードワークへと駆り立てるんだ」と口にし、次のようにエールを送っていた。
「彼は申し分ない選手。最も高いレベルでプレーしているよ。毎年のようにMVP級と評されるほどね。だからこそ、健康体を維持し続けることが大事になってくる。また新たな長いシーズンが待っているからね。それに、今年はオリンピックの最終予選を終えて、長めのオフに入ってバスケットボ―ルから少し離れて家族と会うことができた。今は(トレーニング)キャンプと長丁場のシーズンに向けて、強化していく時だ」
昨季ファイナルまで勝ち進んだマブズだが、ウエストにはオクラホマシティ・サンダーやミネソタ・ティンバーウルブズ、デンバー・ナゲッツ、フェニックス・サンズといった強豪が揃っている。“追われる立場”となった彼らにとってはタフなシーズンになるだろう。
ノビツキー自身も2006年のファイナル初進出(マイアミ・ヒートに敗退)から優勝まで5年を要しただけに、約6か月間にも及ぶレギュラーシーズンをこなし、プレーオフを勝ち抜く難しさを理解している。
オフにクレイ・トンプソン、スペンサー・ディンウィディー、ナジ・マーシャルらの実力者を加えたマブズは、ドンチッチを中心に今季もウエストを制し、念願のチャンピオンシップを勝ち獲ることができるか。
文●秋山裕之(フリーライター)
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レギュラーシーズン通算1522試合、5万1368分出場はいずれもNBA歴代4位で、3万1560得点は外国籍出身選手として歴代トップ(同6位)。そのほか、通算1万1489リバウンド、1281ブロック、フィールドゴール成功1万1169本、3ポイント成功1982本、フリースロー成功7240本など数多くの球団最多記録を保持している。
マブズで現在エースを務めているのは、2018年にスロベニアからやって来たオールラウンダーのルカ・ドンチッチ。デビューから順調に成長を続け、2020年から5年連続でオールスター入り。さらに昨季まで5年連続でオールNBA1stチームに名を連ねている。
昨季のドンチッチは平均33.9点(総得点は2370)をあげ、キャリア初の得点王に輝いた。この平均得点、総得点をはじめ、平均アシスト(9.8)、3ポイント成功数(284)、トリプルダブル(21回)で、マブズのシーズン最多記録を塗り替えている。
25歳の若き大黒柱に導かれたマブズは、プレーオフでウエストを勝ち上がり、13年ぶり3度目のファイナルへ進出。最終決戦ではボストン・セルティックスに1勝4敗で敗退したものの、リーグ制覇の期待は高まっている。
番組内でノビツキーはドンチッチについて「彼は自分のやるべきことを続けていくことだ。時にはがっかりすることもあるだろうけど、その経験がモチベーションになって、ハードワークへと駆り立てるんだ」と口にし、次のようにエールを送っていた。
「彼は申し分ない選手。最も高いレベルでプレーしているよ。毎年のようにMVP級と評されるほどね。だからこそ、健康体を維持し続けることが大事になってくる。また新たな長いシーズンが待っているからね。それに、今年はオリンピックの最終予選を終えて、長めのオフに入ってバスケットボ―ルから少し離れて家族と会うことができた。今は(トレーニング)キャンプと長丁場のシーズンに向けて、強化していく時だ」
昨季ファイナルまで勝ち進んだマブズだが、ウエストにはオクラホマシティ・サンダーやミネソタ・ティンバーウルブズ、デンバー・ナゲッツ、フェニックス・サンズといった強豪が揃っている。“追われる立場”となった彼らにとってはタフなシーズンになるだろう。
ノビツキー自身も2006年のファイナル初進出(マイアミ・ヒートに敗退)から優勝まで5年を要しただけに、約6か月間にも及ぶレギュラーシーズンをこなし、プレーオフを勝ち抜く難しさを理解している。
オフにクレイ・トンプソン、スペンサー・ディンウィディー、ナジ・マーシャルらの実力者を加えたマブズは、ドンチッチを中心に今季もウエストを制し、念願のチャンピオンシップを勝ち獲ることができるか。
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