現地時間11月14日(日本時間15日、日付は以下同)、ゴールデンステイト・ウォリアーズは、ディアンソニー・メルトンが左ヒザの前十字靭帯(ACL)を捻挫したことで、翌15日のメンフィス・グリズリーズ戦を欠場すると発表した。
メルトンは12日のダラス・マーベリックス戦で同箇所を負傷。具体的にどのプレーで痛めたのかは明らかになっておらず、欠場期間も不明となっている。ACL捻挫は悪化すると長期離脱の可能性もあり、少なくとも数試合の欠場が濃厚だ。
今季ウォリアーズに加入した191cm・91kgのコンボガードは、ここまで6試合の出場で平均20.2分、10.3点、3.3リバウンド、2.8アシスト、1.17スティールに3ポイント成功率37.1%で平均2.2本を決めている。
直近2試合はステフィン・カリー、アンドリュー・ウィギンズ、ドレイモンド・グリーン、トレイス・ジャクソン・デイビスとともに先発起用され、3戦連続で2桁得点と調子を上げていたメルトンを、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は「我々にとって本当に重要な選手なのは明らかだ」と評していた。
さらに、しばらくの間戦列を離れることについて次のように語っている。
「残念だよ。今の先発陣は本当に上手く噛み合っていた。ディアンソニーはすべてをこなしてくれる。オンボールディフェンス、リバウンド、3ポイント、プレーメーキングなどでね。最高にフィットしていた。だからこそ、我々は彼を獲得したんだ。
彼が次の試合から欠場することにがっかりしている。流れを掴んでいたところだったからね。ただ、我々にはオプションがいくつかあり、選手層も厚いから、埋め合わせすることには自信がある。でも、彼が抜けたことは非常に残念だ」
チームは14日を終えた時点でウエスタン・カンファレンス2位の9勝2敗(勝率81.8%)。首位に立つオクラホマシティ・サンダー(10勝2敗/勝率83.3%)から11位のミネソタ・ティンバーウルブズ(6勝6敗/勝率50.0%)まで、実に11チームが4.0ゲーム差以内にひしめくなど、ウエストは今季も混戦模様だ。
開幕からの11試合ですでに7パターンの先発陣をコートへ送り込んでいるウォリアーズだが、それはカリーやウィギンズ、メルトンらが欠場していたことが要因。一方で、主力の穴をカバーできるほど選手層の厚みがある点が今季の強みでもある。
今後、メルトンの代役としてスターターに起用される可能性があるのは、2年目のブランディン・ポジェムスキー、4年目のモーゼス・ムーディー、あるいは在籍5年目のゲイリー・ペイトン二世だろう。
今季はグリーンが3ポイント成功率45.7%で平均1.5本決めているとはいえ、ジャクソン・デイビスにはアウトサイドショットがなく、ポジェムスキーが3ポイント成功率19.5%、ペイトン二世も同28.6%と低調だけに、アウトサイドを重視するなら同44.2%を残すムーディーか。
もっとも、先発陣にはカリーとウィギンズという主役級の2人が並ぶため、彼らとの相性を考えるとポジェムスキーかペイトン二世を起用することも十分考えられる。
なかなかフルメンバーが揃わないなか、今季のウォリアーズは13人が平均11分以上のプレータイムを記録する選手層の厚さを誇っている。カーHCをはじめとするコーチ陣にとっては、再び手腕の見せ所だろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
メルトンは12日のダラス・マーベリックス戦で同箇所を負傷。具体的にどのプレーで痛めたのかは明らかになっておらず、欠場期間も不明となっている。ACL捻挫は悪化すると長期離脱の可能性もあり、少なくとも数試合の欠場が濃厚だ。
今季ウォリアーズに加入した191cm・91kgのコンボガードは、ここまで6試合の出場で平均20.2分、10.3点、3.3リバウンド、2.8アシスト、1.17スティールに3ポイント成功率37.1%で平均2.2本を決めている。
直近2試合はステフィン・カリー、アンドリュー・ウィギンズ、ドレイモンド・グリーン、トレイス・ジャクソン・デイビスとともに先発起用され、3戦連続で2桁得点と調子を上げていたメルトンを、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は「我々にとって本当に重要な選手なのは明らかだ」と評していた。
さらに、しばらくの間戦列を離れることについて次のように語っている。
「残念だよ。今の先発陣は本当に上手く噛み合っていた。ディアンソニーはすべてをこなしてくれる。オンボールディフェンス、リバウンド、3ポイント、プレーメーキングなどでね。最高にフィットしていた。だからこそ、我々は彼を獲得したんだ。
彼が次の試合から欠場することにがっかりしている。流れを掴んでいたところだったからね。ただ、我々にはオプションがいくつかあり、選手層も厚いから、埋め合わせすることには自信がある。でも、彼が抜けたことは非常に残念だ」
チームは14日を終えた時点でウエスタン・カンファレンス2位の9勝2敗(勝率81.8%)。首位に立つオクラホマシティ・サンダー(10勝2敗/勝率83.3%)から11位のミネソタ・ティンバーウルブズ(6勝6敗/勝率50.0%)まで、実に11チームが4.0ゲーム差以内にひしめくなど、ウエストは今季も混戦模様だ。
開幕からの11試合ですでに7パターンの先発陣をコートへ送り込んでいるウォリアーズだが、それはカリーやウィギンズ、メルトンらが欠場していたことが要因。一方で、主力の穴をカバーできるほど選手層の厚みがある点が今季の強みでもある。
今後、メルトンの代役としてスターターに起用される可能性があるのは、2年目のブランディン・ポジェムスキー、4年目のモーゼス・ムーディー、あるいは在籍5年目のゲイリー・ペイトン二世だろう。
今季はグリーンが3ポイント成功率45.7%で平均1.5本決めているとはいえ、ジャクソン・デイビスにはアウトサイドショットがなく、ポジェムスキーが3ポイント成功率19.5%、ペイトン二世も同28.6%と低調だけに、アウトサイドを重視するなら同44.2%を残すムーディーか。
もっとも、先発陣にはカリーとウィギンズという主役級の2人が並ぶため、彼らとの相性を考えるとポジェムスキーかペイトン二世を起用することも十分考えられる。
なかなかフルメンバーが揃わないなか、今季のウォリアーズは13人が平均11分以上のプレータイムを記録する選手層の厚さを誇っている。カーHCをはじめとするコーチ陣にとっては、再び手腕の見せ所だろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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