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NBA

“らしい”試合でホークスに完勝を収めたナゲッツ。48得点のヨキッチに相手指揮官も「世界最高の選手」と脱帽<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.12.09

ヨキッチの連夜のハイパフォーマンスに、対戦相手の指揮官も脱帽するばかりだった。(C)Getty Images

ヨキッチの連夜のハイパフォーマンスに、対戦相手の指揮官も脱帽するばかりだった。(C)Getty Images

 直近4シーズンで3度のMVPに輝いたニコラ・ヨキッチ擁するデンバー・ナゲッツは、今季開幕10試合で7勝3敗の好スタートを切ったものの、現地時間11月15日(日本時間16日、日付は以下同)のニューオリンズ・ペリカンズ戦から連勝できず、勝っては負けての繰り返しに陥っていた。

 12月7日のワシントン・ウィザーズ戦では、ジャマール・マレー(ハムストリング)、アーロン・ゴードン(ふくらはぎ)、ダリオ・シャリッチ(足首)をケガで欠く中、ヨキッチがキャリアハイの56得点に16リバウンド、8アシストと“スコアリングモード”全開で戦うも、113-122で敗戦。

 11月2日から16連敗を喫し、リーグワーストに沈んでいたウィザーズ相手に最大15点ビハインドを背負うなど苦戦を強いられ、相手に久々の勝利を献上していたことで、ヨキッチは「今日とここ数試合の僕らは本当にダメなチームだった。僕らは誤った方向へ進んでしまっている。これはチーム全員の責任なんだ」と口にしていた。
 
 これまで、ヨキッチは2021年2月6日のサクラメント・キングス戦で50得点、8リバウンド、12アシスト、3ブロック、2023年のウエスタン・カンファレンス・セミファイナル第4戦でフェニックス・サンズ相手に53得点、11アシストと2度の50点ゲームを達成するも、今回のウィザーズ戦も含めてナゲッツはいずれも敗北。

 ウィザーズ戦では主力のケガによる戦力ダウンがあったとはいえ、マイケル・マローンHC(ヘッドコーチ)は敗因をこう指摘していた。

「我々は多くの問題を抱えていて、主にディフェンス面にある。このチームで私の仕事ぶりは酷いものだ。今の時点で11勝10敗なのに、過去5試合で平均100点しか取れていないチームに負けてしまった。しかも122点も奪われている。そのことを恥ずかしく思う」

 そうして迎えた翌8日のアトランタ・ホークス戦。相手はイースタン・カンファレンス最長の6連勝を飾り、リーグで最も勢いのあるチームのひとつだったにもかかわらず、ナゲッツは相手に一度もリードを許さずに141-111で完勝。
 
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