現地時間12月21日(日本時間22日、日付は以下同)にフットプリント・センターで行なわれたデトロイト・ピストンズとフェニックス・サンズによる一戦は、第1クォーターに41-26と好発進したピストンズがアウェーながら試合の大部分でリードを奪った。
だが、ホームのサンズは9点を追う展開で迎えた最終クォーターに粘りを見せる。最後の12分間に13得点をマークしたケビン・デュラントを中心に猛追し、残り2分26秒で3点差へ肉薄。
するとピストンズはマリーク・ビーズリーの長距離砲で突き放す。粘るサンズは残り54.0秒にデュラントのフリースロー2本が決まって4点差まで詰めるも、今度はケイド・カニングハムがデュラント越しに右ウイングから3ポイントを放り込み、これが決勝弾となってピストンズが133-125で勝利した。
アウェーで貴重な1勝をモノにしたピストンズは、カニングハムが28得点、13アシスト、2スティール、2ブロックの大暴れ。さらにジェイデン・アイビーが20得点、8リバウンド、8アシスト、ビーズリーが18得点、3スティール、ジェイレン・デューレンが17得点、11リバウンド、ティム・ハーダウェイJr.が16得点を残すなど計7選手が2桁得点を奪取し勝利に貢献した。
過去4シーズンでいずれも勝率3割未満に低迷しているピストンズだが、今季はJB・ビッカースタッフ新ヘッドコーチ(HC)の下、翌22日を終えてイースタン・カンファレンス10位の12勝17敗(勝率41.4%)にランク。プレーオフ出場最終枠にいる6位のマイアミ・ヒート(13勝13敗/勝率50.0%)を2.5ゲーム差で追っている。
試合後、カニングハムは激しいマッチアップを繰り広げたデュラントについてこう話していた。
「いつだって光栄なこと。彼と対戦する時はいつもそう言っているんだ。競い合えて光栄だとね。彼はとてつもないバスケットボール・ジャンキーだから。彼と一緒にワークアウトするチャンスがあって、オフシーズンに彼が好んでいることを目にすることができたんだ。子どもの頃に良く観ていた彼と対戦できるのは光栄だよ。今ではその彼と一緒のフロアに立って激しくやり合っているんだから、ものすごく楽しいね」
キャリア4年目の今季、カニングハムは平均24.0点、7.1リバウンド、9.7アシスト、1.0ブロックに3ポイント成功率38.5%(平均2.5本成功)と自己最高のシーズンを送っている。
その成長の裏には、ともにワークアウトを行なうなど良き友人関係にあり、互いをリスペクトし合うデュラントの存在があるのかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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だが、ホームのサンズは9点を追う展開で迎えた最終クォーターに粘りを見せる。最後の12分間に13得点をマークしたケビン・デュラントを中心に猛追し、残り2分26秒で3点差へ肉薄。
するとピストンズはマリーク・ビーズリーの長距離砲で突き放す。粘るサンズは残り54.0秒にデュラントのフリースロー2本が決まって4点差まで詰めるも、今度はケイド・カニングハムがデュラント越しに右ウイングから3ポイントを放り込み、これが決勝弾となってピストンズが133-125で勝利した。
アウェーで貴重な1勝をモノにしたピストンズは、カニングハムが28得点、13アシスト、2スティール、2ブロックの大暴れ。さらにジェイデン・アイビーが20得点、8リバウンド、8アシスト、ビーズリーが18得点、3スティール、ジェイレン・デューレンが17得点、11リバウンド、ティム・ハーダウェイJr.が16得点を残すなど計7選手が2桁得点を奪取し勝利に貢献した。
過去4シーズンでいずれも勝率3割未満に低迷しているピストンズだが、今季はJB・ビッカースタッフ新ヘッドコーチ(HC)の下、翌22日を終えてイースタン・カンファレンス10位の12勝17敗(勝率41.4%)にランク。プレーオフ出場最終枠にいる6位のマイアミ・ヒート(13勝13敗/勝率50.0%)を2.5ゲーム差で追っている。
試合後、カニングハムは激しいマッチアップを繰り広げたデュラントについてこう話していた。
「いつだって光栄なこと。彼と対戦する時はいつもそう言っているんだ。競い合えて光栄だとね。彼はとてつもないバスケットボール・ジャンキーだから。彼と一緒にワークアウトするチャンスがあって、オフシーズンに彼が好んでいることを目にすることができたんだ。子どもの頃に良く観ていた彼と対戦できるのは光栄だよ。今ではその彼と一緒のフロアに立って激しくやり合っているんだから、ものすごく楽しいね」
キャリア4年目の今季、カニングハムは平均24.0点、7.1リバウンド、9.7アシスト、1.0ブロックに3ポイント成功率38.5%(平均2.5本成功)と自己最高のシーズンを送っている。
その成長の裏には、ともにワークアウトを行なうなど良き友人関係にあり、互いをリスペクトし合うデュラントの存在があるのかもしれない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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