現地時間12月30日(日本時間31日、日付は以下同)、ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズが40歳の誕生日を迎えた。米スポーツ専門局『ESPN』によると、40代でNBAの試合に出場するのは歴代32人目になるという。
レイカーズは現在ホーム4連戦中で、28日のサクラメント・キングス戦を体調不良で欠場していたレブロンは、31日のクリーブランド・キャバリアーズ戦で復帰予定。
これまで、NBAではヴィンス・カーター(元トロント・ラプターズほか)やダーク・ノビツキー(元ダラス・マーベリックス)といった選手たちが40歳を超えてもコートに立ってきたが、レブロンは彼らとは一線を画している。
NBAコミッショナーのアダム・シルバーは、そんなレブロンについてこう話す。
「彼はある意味、異常な人間だ。私はこのリーグで多くの偉大な選手たちを見てきたが、彼はその中でも最もハードに練習へ励む1人。彼が休むことはない。午後に半休を取ることすらないように見える。常に身体のどこかを鍛えていたり、ケアをしている。彼と会えばわかると思うが、いつもどこかが(汗で)濡れているか、何かを食べたりしている」
カーターと並びNBA歴代最長タイのキャリア22年目を迎えた今季、レブロンは平均35.0分の出場で23.5点、7.9リバウンド、9.0アシストと一線級の成績を残し、レイカーズだけでなく、依然リーグを代表する選手の1人として君臨している。
慢性的な足のケガで2月に入って3試合を欠場したとはいえ、チェイスダウンブロックやダンクといった豪快なプレー、さらに味方のイージーショットを演出するアシスト能力も健在だ。
4度の優勝、シーズンMVP、ファイナルMVPを獲得した“キング”は、今夏のパリオリンピックで大会MVPという新たな称号を手にし、まさに歴代最高のプロバスケットボール選手へと突き進んでいる。
レブロン自身、現役生活が終わりに近づいていることは認めているものの、30日にレイカーズの練習施設で行われたメディア応対で、こんなことも口にしていた。
「俺が本当に望むなら、おそらくあと数年、ハイレベルなプレーができるかもしれない。こう言うとなんだか変だけど、自分が望めばあと5~7年はできるかもしれない。でも俺はそのようなことはしない」
40歳を迎えたレブロンはバスケットボール界、そしてスポーツ界においても歴史的なキャリアを送っている。不世出のスーパースターはユニフォームを脱ぐ日まで、ハイレベルなパフォーマンスでファンを楽しませてくれそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
「レブロンと“同じ言葉”を話さないと、彼は話を聞いてくれない」元選手が語るレイカーズHCのレディックと、前任ハムの相違点<DUNKSHOOT>
「コーチのせいじゃない。選手に責任がある」レブロンとデイビスが新HCのレディックを援護「俺たちにかかっている」<DUNKSHOOT>
「コビーはこう言ったんだ『この仲良しごっこをやめろ』とね」元レイカーズのウィリアムズがコビーの現役最終年のエピソードを回想<DUNKSHOOT>
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NBAコミッショナーのアダム・シルバーは、そんなレブロンについてこう話す。
「彼はある意味、異常な人間だ。私はこのリーグで多くの偉大な選手たちを見てきたが、彼はその中でも最もハードに練習へ励む1人。彼が休むことはない。午後に半休を取ることすらないように見える。常に身体のどこかを鍛えていたり、ケアをしている。彼と会えばわかると思うが、いつもどこかが(汗で)濡れているか、何かを食べたりしている」
カーターと並びNBA歴代最長タイのキャリア22年目を迎えた今季、レブロンは平均35.0分の出場で23.5点、7.9リバウンド、9.0アシストと一線級の成績を残し、レイカーズだけでなく、依然リーグを代表する選手の1人として君臨している。
慢性的な足のケガで2月に入って3試合を欠場したとはいえ、チェイスダウンブロックやダンクといった豪快なプレー、さらに味方のイージーショットを演出するアシスト能力も健在だ。
4度の優勝、シーズンMVP、ファイナルMVPを獲得した“キング”は、今夏のパリオリンピックで大会MVPという新たな称号を手にし、まさに歴代最高のプロバスケットボール選手へと突き進んでいる。
レブロン自身、現役生活が終わりに近づいていることは認めているものの、30日にレイカーズの練習施設で行われたメディア応対で、こんなことも口にしていた。
「俺が本当に望むなら、おそらくあと数年、ハイレベルなプレーができるかもしれない。こう言うとなんだか変だけど、自分が望めばあと5~7年はできるかもしれない。でも俺はそのようなことはしない」
40歳を迎えたレブロンはバスケットボール界、そしてスポーツ界においても歴史的なキャリアを送っている。不世出のスーパースターはユニフォームを脱ぐ日まで、ハイレベルなパフォーマンスでファンを楽しませてくれそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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