そして、ビジョンに映った少年が再びモンスターボールを投げると歴代のゲーム画面（主に戦闘）を背景に球場の照明が再点灯。すると、マウンドを中心にドジャース、カブスのユニホームを着用したピカチュウが大量に出現していた。しかも、ピカチュウの背番号「025」はポケモン図鑑ナンバーと同じであり、ゲーム経験者にとってはニヤリとする細かい演出だった。

　そのあと、両軍の選手たちがグラウンドに登場。ここでも選手たちの登場曲は「ポケモン」のBGMが使用され、２体のピカチュウが優しくお出迎え。ピョコピョコと飛び跳ねるような可愛いらしい動きには、子供から大人まで東京ドームに詰めかけたファンを大いに満足させ、拍手と歓声が沸き起こった。
  　この他にも人気ロックバンド「X JAPAN」のYOSHIKIが日米両国の国歌をピアノで生演奏したり、ボクシングの世界スーパーバンタム級４団体統一王者の井上尚弥がプレーボールアナウンスの大役を務めたりと、過去の東京シリーズでは例のない見どころ満載のセレモニーは100年以上の歴史を誇るメジャーリーグの中でも特別な一夜になった。

取材・文●湯川泰佑輝（THE DIGEST編集部）

【記事】「日本人はマナーが悪くなったのか？」メジャー開幕戦での“レーザーポインター”による妨害に批判殺到「悪いところだけMLBのマネしないで...」

【記事】ド軍レジェンド投手カーショウ、京都旅行に大興奮！ 新幹線の速度に驚き、情緒あふれる街並み、人力車も体験…家族全員で「We love Kyoto !」米ファンも反応「本当に美しい街」

【記事】「えっ！ たった1600円…」ド軍投手の美人妹が“日本の名物グルメ”に大感激！「信じられないほど美味しい」