米スポーツ専門メディア『Yahoo sports』は現地７月31日、トレードデッドラインの「勝者と敗者」を選出。主力10選手を放出したミネソタ・ツインズや積極補強の犠牲となったサンディエゴ・パドレスのファームシステムなどとともに、ロサンゼルス・ドジャースを「敗者」に挙げた。

【画像】大谷翔平＆真美子夫妻の"仲睦まじいツーショット"写真を厳選してお届け！ 愛犬デコピンも登場 　課題のブルペン陣ではツインズのヨアン・デュランやグリフィン・ジャックスなどが獲得候補に挙がっていたが、ドジャースは同じツインズのリリーフ投手ブロック・スチュワートを獲得。また同じく大型補強が噂されていた外野手では、アレックス・コールをワシントン・ナショナルズから迎え入れた。加えてダスティン・メイ投手とジェームズ・アウトマン外野手をプロスペクトに替えるなど、将来に向けた動きも見せている。

『Yahoo sports』は、スチュワート、コール両選手が十分戦力として見込めるため、これらのトレードに「ドジャースが悪い決断をしたわけではない」と一定の評価を下し、「理論上は球界最高のチームの一つ」と見解を示す。しかし、昨季の世界一に大きく貢献したトミー・エドマンを獲得したような、ドジャースのこれまでのトレードデッドラインに比べると「わずかな改善に過ぎない」と断じた。

　そして、『Yahoo sports』はニューヨーク・メッツやフィラデルフィア・フィリーズ、パドレスといったナ・リーグのライバル勢がより大きな補強に成功している点にも注目。特に同じ西地区のパドレスは「（ドジャースとの）３ゲーム差を追いつくだけの十分な理由がある」として、ドジャースの地区首位陥落の可能性も示唆した。

　アンドリュー・フリードマン編成総責任者が昨オフに語った「目標は全ての準備を今のうちに済ませて、７月に動かないことだ」との考えに比較的沿う形となった今季のドジャース。負傷者の復帰など不確定要素があるなか、ディフェンディングチャンピオンは今後どのようなシーズンを歩むのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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