現地７月27日にロサンゼルス・ドジャースを自由契約となったルー・トリビーノ投手が、フィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約を結んだようだ。８月４日に米メディア『The Athletic』のマット・ゲルブ記者が自身のXで報じた。

「フィリーズはリリーフ右腕のルー・トリビーノとマイナー契約を結んだと、情報筋が明かした。2025年シーズン前半はサンフランシスコ・ジャイアンツとドジャースでプレーした」

　この一報にドジャース専門メディア『Dodgers Nation』が反応し、「チームから自由契約になった33歳右腕が、リーグのライバル球団に移籍した。ゲルブ記者によると、８月４日にフィリーズとマイナー契約を結んだようだ」と伝えている。

「ドジャースでは26試合に登板し、防御率3.76、26.1イニングで18奪三振を記録。シーズンを通して負傷者が続出したドジャースのリリーフ陣において、重要な中継ぎ投手として活躍した」
  　また、フィリーズ専門メディア『That Balls Outta Here』もトリビーノの加入を報道。「ジャイアンツとドジャースで投げた投手とマイナー契約。ペンシルバニア州出身で、グリーン・レーンで育ち、ペンシルベニア州立スリッパリーロック大学に通った」と地元出身選手と紹介し、「今シーズンはジャイアンツとドジャースで計37試合に登板して３勝１敗、防御率4.42。フィリーズでロースター入りすれば、メジャー５球団目となる」と報じた。

「フィリーズがトリビーノを獲得したのは、戦力面を見てもいい動きだ。苦しむブルペン陣の状況を考えると、安価な契約で投手を増やすのは当然の策」と球団の決断を評価。さらに、「トリビーノのシンカーは被打率.216ながら、決め球のスイーパーの被打率は.167で空振り率は32.1%、強打率は12.5%。奪三振能力を高めて走者を制限できれば、フィリーズにとって大きな戦力となるだろう」と期待を込めた。

　マイナー契約とはいえ、トリビーノに対する地元メディアの期待値は高そうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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