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復帰後最多となる4回8Kの“凄み” 大谷翔平の1イニング三者連続空振り三振にLA記者衝撃隠せず「不運な内野フライが落ちていなければ…」

THE DIGEST編集部

2025.08.07

大谷は復帰後最多となる8奪三振をマークした。(C)Getty Images

大谷は復帰後最多となる8奪三振をマークした。(C)Getty Images

 現地8月6日、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)が本拠地でのセントルイス・カーディナルス戦に1番・投手兼指名打者として先発出場。投げては4回を2安打1失点、無四球8奪三振の好投。打っては3回に一時逆転となる39号2ランホームランを放ち日本人史上3人目となるメジャー通算1000安打を達成するなど投打で躍動した。

 今シーズン8度目の二刀流デーは投打で圧巻のパフォーマンスをみせつけた。1点ビハインドの3回1死二塁、1ボール1ストライクから3球目のシンカーが甘く来たところを見逃さず一閃。打球速度109.5マイル(約176.2キロ)を記録した打球は左中間席にあっという間に着弾。10試合ぶりとなる39号弾にドジャー・スタジアムは大歓声に包まれた。

 自らのバットが援護弾となった大谷。直後の4イニング目は圧巻のピッチングでカーディナルス打線をねじ伏せる。先頭のアレク・バールソンを5球目まですべて160キロ前後のフォーシームで押し、最後は縦のスライダーで空振り三振。続くラーズ・ヌートバーはカウント1-2で早くも追い込むと、外角低めのスライダーで連続三振に斬って取る。

 そして5番のマシン・ウィンにはスライダーを中心に組み立てカウント2-2にすると、最後は外角に大きく曲がるスイーパーで空振り三振。ほぼ直球とスライダーのみで三者連続三振に仕留める素晴らしいピッチングに球場は熱狂。終わってみれば復帰後最多となる8奪三振をマークした大谷はマウンドを降りる時には右手でガッツポーズを出すほど、本人も手応え十分の内容で汗をぬぐった。
 
 投手・大谷のパフォーマンスについてMLB公式サイトは「ショウヘイ・オオタニが4回に三振を奪う!今日、彼はすでに8つの三振を記録している」と興奮気味にXに綴った。

 ほかにも、4回の三者連続三振のシーンに反応したのがドジャース専門メディア『Dodgers Nation』の敏腕記者ノア・カムラス氏だ。同氏は自身のXに動画を共有し、「これはショウヘイ・オオタニがドジャースのピッチャーとして最も素晴らしい活躍を見せている瞬間だ」と報告。「もし(3回表の)不運な内野フライが落ちていなければ、彼は4イニングを無失点で投げ切っていただろう。オオタニは54球で8つの三振を奪っており、13回の空振りを記録している」と続け、不運な形での1失点を嘆いた。それだけパーフェクト投球に近い内容だったと主張している。

 また「オオタニは2ラン本塁打を打っている」と、バットでの貢献を付け加えることも忘れなかった。

 試合は3対5でドジャースが逆転負けを喫したが、二刀流プレーヤーとして底知れぬポテンシャルを改めて発揮したゲームだった。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】復帰後最多8K!大谷翔平、圧巻の1イニング三者連続空振り三振

【記事】大谷翔平が投打で躍動!! 今季8度目の二刀流デーは4回2安打1失点、復帰後最多8K! 3回には10試合ぶり39号逆転2ラン
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